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実名、顔出しは基本

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2016/02/28
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。おはようございます。

インターネットが普及するにつれて、また、個人情報保護に関して世論の関心が高まるにつれて、実名や顔写真を公開することに過剰反応する人たちが増えてきました。
今回はそのことについて、私なりの見解を述べてみたいと思います。

個人情報を公開することで、一定のリスクが生じることは確かです。
けれども、その多くは、可能性がゼロではないというだけで、蓋然性がほぼないようなものも少なくありません。
また、多くは、個人情報を公開することそのものよりも、他人の恨みをかったり、本人にやましいところがあるからこそ発生するようなことだったりします。

人間が社会と関わっていく中で、あるいは日常生活を営む中で、何か活動すればそれにともなってある程度のリスクはついて回ります。
具体的には、外を歩けば車にはねられるリスクがあり、火を使えば火事ややけどのリスクがあり、立ち上がれば足腰を痛めたり転倒するリスクがあります。

以前、自然では禁止されていないことはすべて起こる。というブログを書きました。
そこでは、蓋然性がほぼないようなリスクにおびえることの無意味さを指摘しました。
今回はそれを踏まえた上での話になります。

ビジネスを行う上では、お客様の信用を勝ち取ることが非常に大切です。
そのためには、自分がどこの誰であるかを明らかにすることは不可欠です。
実名、顔出しはその一歩だといえます。

よく、フリーランスで活動しているプログラマーやデザイナーなどが、実名も顔写真も公開せず、住所も電話番号も明かさないケースを目にします。
彼らは、受注が確定してから、それらの個人情報をお客様に伝えるというのです。

しかし、そんな状況でお客様が信用して仕事をまかせるでしょうか?
そのような業者にかぎって、顧客の情報については公開を求めたりします。
メチャクチャな話です。

そこまで徹底していると、過去に犯罪歴があるとか、何かやましいことがあるのではないかと勘ぐってしまいます。
あるいは、どうせ暇つぶしの小遣い稼ぎなので、責任のある対応はしたくないということでしょうか?
個人情報を公開するリスクより、お客様の信用が得られず、仕事の受注ができずに事業が立ちゆかなくなるリスクの方が大きいのではないでしょうか?

経営者や営業や広報は、実名、顔出しが基本だと思います。
わざわざお客様の信用が得られない選択をする理由はありません。
もっとも、高い実力があり、十分な実績があるのなら、わざわざネットやマスコミで実名や顔出しをする必要はありませんが……。

こんな風に書くと、「おまえも顔出ししていないではないか」といわれそうです。
けれども私の場合、名前で検索すれば顔写真には容易にたどり着けます。
また、弊社の代表でもないのに、自分の写真だけを掲載すれば、あらぬ誤解を招きます。
それに、私が率先して自社サイトで顔写真を公開すると、顔出しを従業員に暗に強要するようで申し訳ないのです。

個人情報の公開は、業務命令として強要されるような性質のものではありません。
別の方法で結果を出せるのであれば、それはそれで何の問題もありません。
実名、顔出しが必要だといっているのは手段であり、目的はあくまでも結果を出すことだからです。

今回はちょっと厳しいことを書いてしまったかもしれませんね。

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