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無茶な要求に応える努力

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2016/06/18
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記

高木です。おはようございます。

この業界で長い間仕事をしていると、いろいろなお客様と関わる機会があります。
我々にとって、とてもお付き合いしやすいお客様と関わることもあれば、そうでないこともあります。

たとえば、見積もり依頼の際に無茶な要求をされるお客様も実際に少なくありません。
そんな場合でも、可能な限りご要望にお応えする努力をしています。

どんな無茶な要求があるかというと、一番多いのが金額面ですね。
たとえばいったん出した見積額に対して、半額以下に値切ってくるとか・・・・・・。

それでも何とかお応えしようと頑張るのです。
とはいえ、無条件で大幅な値切り交渉に応じることなどできるはずがありません。
また、そのようなお客様は際限なく値切り続けたり、金額以外でもいろいろと問題が発生する可能性が高いのです。

もちろん、減額する分、仕様は大幅に削減することを提案しています。
しかし、それ以外にも厳しい条件を付けることになります。

たとえば、開発費の回収リスクを回避するため、全額前払いにしてもらうことがあります。
納品後に際限なくクレームを付けられるリスクを回避するため、瑕疵担保期間を大幅に短縮する特約を付けます。
安易に業者変更されるリスクを回避するため、著作権をはじめとした権利譲渡を最小限にとどめ、ソースコードも提供しません。

一見厳しすぎる条件のように見えるかもしれませんが、過去にもこのような条件で仕事を受注したことは多く、おおむねご満足いただいています。
上記のような条件は、要領がわかってしまえばうまく付き合っていけますし、その分減額できるのであれば、お客様にとっても十分メリットがあるからです。

私が代表を務める株式会社きじねこでは、ごく簡単なプログラムの作成を1万円+消費税という、これ以上ないぐらいの安価で受注していたりします。
ただし、条件は上に上げた内容以上にさらに厳しいものになります。

はじめてのお客様の場合、多くは1回では期待通りのものができず、何度か作り直しになります。
それでも、たとえ数回作り直して3、4万円かかったとしても、他社に依頼するよりずっと安上がりだったりします。

リピーターになられたお客様は、要領がわかってきますので作り直しになる回数も少なく、上手にご利用いただいています。

このように、無茶な要求に応えるためには無茶な条件を突きつけることになるわけですが、冷静にご判断いただければ価値あるお取引ができるのではないかと考えています。

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