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三百六十五歩のチーマー

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/06/05
最終更新日:2017/06/03
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。おはようございます。

先日、ある会社の噂を耳にしました。
その噂があまりにも衝撃的というか、面白すぎというか、とにかくこのネタを誰かに伝えずにはおれないほどの内容です。

会社のブログであまり具体的なことを書くといろいろ問題があるので実名とかを出すわけにはいきません。
仮に会社名がわかったところで、同名の会社が全国に無数にあるので、特定は困難かもしれませんが……。

その会社は、クローバーフィールドよりは社員数も多く、以前から積極的に採用活動を行い、それなりの成果を上げていると聞いていました。
確かに採用はできていたのでしょう。

年中求人を出し続け、毎月のように採用を行っているようです。
その割には写真数があまり増えていないのです。

なぜか? 理由ははっきりしています。
定着率が非常に悪いのです。
噂では、数か月に1人以上やめていくというのです。

大手のブラック企業では、1日に1人ずついなくなるということもあるようですが、その会社の規模でそんな調子だと、半月ほどで消滅してしまいます。
さすがにそれはないですが、それにしても酷い定着率です。

クローバーフィールドでも採用活動を行っていますが、現実にはなかなか採用には至りません。
それどころか、応募自体が非常に少ないのです。
だから、ずっと求人を出し続けざるを得ません。

一方でどんどん採用できるけれど、もすごい速さで辞めていく企業、もう一方ではなかなか採用できない企業と、すっかり対照的な存在になってしまったようです。
なぜ、こうなってしまったのか、少し分析してみました。

その噂の会社の求人広告を見ると、とても払えそうにない高額の給与が提示されていたりします。
おそらくは、そうした求人広告で応募を集め、言葉巧みに、あるいは巧みな偽装で採用に漕ぎつけているのではないかと思います。
要するに悪徳企業であり、ほとんど詐欺のような手法です。

弊社の場合はどうかというと、求人広告に誇大な表現は一切ありません。
それゆえ、誇大広告を出している悪徳企業の求人情報に比べると、どうしても見劣りしてしまいます。

しかし、これはこれで仕方がありません。
これからいっしょに仕事をしていこうという人たちを騙すようにして集めることを良しとする者は、現在の弊社には誰一人としていません。

大量に雇って大量に辞められると、社会保険等の手続きだけでも大変です。
それだけで忙殺されてしまい、ほかのことが手薄になってしまいます。
もしかすると、まともに保険に加入させていないのかもしれませんね。

そうした悪徳企業に集まる連中は、本当に技術者を「物」としかみていません。
目先の利益を上げるためだけの道具であり、平気で使い捨てにします。
仕事自体も、世の中に貢献するとかそういう視点ではなく、私利私欲のためだけに活動しています。

また、連中の傾向として、とにかく見栄を張りたがるということがあります。
もしかすると、離職のペースも非常に楽観的な見通しなのかもしれません。
3人雇って2人辞めるぐらいのペースかもしれません。

社内でこの話をしていると、馬詰が「水前寺清子の歌を思い出す」といっていました。
「3歩進んで2歩下がる」ならぬ「3人雇って2人辞める」といったところでしょうか。

その歌のタイトル「三百六十五歩のマーチ」から連想した言葉が「チーマー」です。
単に「マーチ」をひっくり返しただけですが、その昔、1990年代でしょうか、「チーマー」という言葉が普及していました。

「チーマー」というのは、ゲームセンターに入り浸ったり、コンビニの駐車場に座り込んだりして迷惑行為を行うチンピラ以下の連中です。
若い人たちが多かったと思いますので、当時のチーマーは現在では30台後半から40台あたりになっているかと思います。

悪徳企業で悪さをしている連中を見ていると、このチーマーがそのまま歳をとった(しかも大して進歩していない)のではないかと思うのです。
せいぜい、昔はゲームセンターに入り浸っていたけれど、多少はお金を持つようになってソープランドとかに入り浸るようになった程度の差でしょうか。

いろいろ思いつくままに書きましたが、同業者でもいろいろな会社があるということです。
これから就職や転職を考えている方は、そのあたりをよく考えて、目先の給与額に惑わされることなく賢明な判断をしてください。

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