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Windows 10といえば64ビット?

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/07/16
最終更新日:2017/07/15
カテゴリー:技術情報 雑記
タグ:

高木です。おはようございます。

何人かから聞いたことがありますが、どうもWindows 10といえば64ビットだと考えている人が多いようです。
実際、店に出回っているWindows 10プリインストールのPCは64ビット版ばかりです。
実際はどうなのでしょうか?

Windows 10のスタートボタン - 1
Windows 10のスタートボタン – 1 posted by (C)kyu3

ちょっと調べればすぐにわかることですが、Windows 10にも32ビット版はあります。
32ビット版のWindows 10がプリインストールされたPCも実際に存在します。

具体的に32ビット版はどのようなPCに使われているかというと、タブレットPCやスティックPCなんかが多いようです。
組込み用のPCなんかも32ビット版が使われることは少なからずあるでしょうね。

CPUがインテルではなくARMの場合なんかも32ビット版が使われますね。
そういえば、Raspberry PI 3用に無償提供されているWindows 10 IoT Coreも32ビット版です。

このように、Windows 10かどうかと64ビット版かどうかは直行していると考えてよいでしょう。

メモリやストレージが小さければ、32ビット版のほうが負荷が少なくなります。
VMWareやVirtual Boxなんかで動かすときも、32ビット版のほうが快適に動作するかと思います。

メモリをたくさん使うプログラムを動かすのであれば、64ビット版を使っておくほうがプログラムは作りやすいですね。
32ビット版で無理やりやろうとすると、何らかの方法でオーバーレイしないといけなくなったりして、いろいろ面倒です。

逆にメモリをそんなに使わなくてもよいなら、OSが仮に64ビット版であっても、32ビットアプリケーションにしたほうが高速に動いたりします。
キャッシュのヒット率とかが原因なんだろうと思います。

ということで、今回は珍しくWindowsそのものの話をしてみました。
知っている人にとっては当たり前のことでも、世間的には必ずしも当たり前ではないので、こういった情報も今後は書いていけたらと考えています。

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