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全角スペース

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/08/03
最終更新日:2017/08/03
カテゴリー:技術情報 雑記

高木です。おはようございます。

昨日はRaspberry Piの2回目の勉強会でした。
たった2時間でGUIプログラミングをやってしまうというチャレンジングな企画でしたが、どうにかこうにか動くところまでもっていけました。

詳細なレポートは他の誰かにまかせるとして、今回はその中で遭遇したトラブルについて書いてみたいと思います。

勉強会で使用したプログラミング言語はTclでした。
Tkを使って「じゃんけん」ゲームを作ったのです。

Tclはプログラムの中で日本語を普通に使えるのですが、それでも文法的な基本要素である空白文字(=スペース)は、いわゆる半角文字でないとダメです。
これを間違って全角スペースにしてしまうと、たちまち文法エラーを起こして動かなくなります。

問題は、Raspberry Piに付属しているテキストエディターでは、半角スペースと全角スペースが見た目まったく区別がつかないということなのです。

これで馬詰はかなり苦戦していました。
私もいっしょにエラーの原因を調べましたが、何しろ見た目にはまったく区別がつかないので困難を極めます。

あとから分かったのですが、catコマンドやviエディターでファイルの内容を見れば、文字幅の違いでどうにか判別できたようです。
また、全角スペースを半角スペースに一括置換してしまえば、とりあえずの問題も解決できたと思います。

Raspberry Piで本格的にプログラミングするには、もう少しまともなテキストエディターを探すべきでしょうね。
統合開発環境が使えればいいのですが、メジャーなものは重すぎて使えない可能性が高いと思います。
やはり、テキストエディターは手放せません。

あるいは、クロス開発環境を整備するかです。
SambaでもFTPでもいいので、何らかの方法でファイルを共有して、PCで編集、場合によってはコンパイルすれば、こうした問題は解消できそうです。

今回遭遇したような問題は、実際にいろんなメンバーが参加してみて、はじめてわかるものです。
その意味で、今回は貴重な体験ができたと思います。

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