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電車の中で泣く親父の巻

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:馬詰道代
公開日:2017/08/11
最終更新日:2017/08/11
カテゴリー:雑記

今日から夏休み!イャッホーです。馬詰です。

電車の中の人、結構面白いじゃないですか。
以前、実家の父の介護の帰り、阪神電車に乗りました。
尼崎のセンタープール駅から乗ってきたおっちゃん。
最長座席の真ん中に陣取り。
おもむろにコンビニ弁当を広げ食べ始めました。
車内にお弁当臭が漂います。
私はドアの前に立っていました。
オモロイ人おらんかなぁと見渡したときに、そのおっちゃんに目が止まりました。

JRの新快速とかのベンチシートの大阪から滋賀辺りに行く、ちょっと小旅行感を味わえる車両ならいいんです。
阪神電車の終点、梅田です。
7人8人が向かい合わせの長い座席です。
そのど真ん中に陣取り、お弁当です。

私の目は釘付けです。
あまりのお弁当臭に隣の綺麗なお姉さんはハンカチで鼻を押さえだします。
そんなことなど気にも止めず、ひたすら美味しそうにお弁当に食らいつくおっちゃん。
梅田に着く前に完食して、最後、爪楊枝でお口の掃除をしはるときに、視線を感じたのでしょうか。
私と目が合いかけます。
すっと目をそらしました。

競艇で儲けたのでしょうか。
あまりの食べっぷりに私は電車の中で拍手です。

昨日の帰りの電車。
途中で前の席が空いたので座りました。
優先座席ブースです。
座ってぐるりと周りを見渡しました。
ドアブースを挟んで斜向かいに座っているおっちゃん。
文庫本を読みながら、ハンカチで口と鼻を押さえています。

最初、ハンカチを携えるおっちゃんに興味がわきました。
花粉症?
と思いつつ、見ていると、鼻をすすります。
えっ、本を読みながら泣いてる?
ますます、目が離せません。
通勤電車のそこそこ人がいてる中、泣くのを押さえなければ、泣いているのを周りに気づかれないようにしなければ、でしょう。
おでこに手をやって目を隠す素ぶりです。
間違いなく本を読んで泣いてはるのです。
本の中の人になってはります。

私もよく本の中の人になり、一駅乗り過ごしたりします。
一度、朝の電車で乗り過ごして本町まで行き、引き返したことがあります。

私と同年代かもしくはちょっと先輩のお年頃のおっちゃんが、電車の中で本を読んで泣くって、ええおっちゃんです。
ちょっとした感動を覚え、おっちゃんの動向を見ていました。

私の視線を感じたのでしょう。
顔を上げてこちらを見ました。
慌てて視線を横にスライドします。
そこには、天井を仰いでお口半開きで爆睡のお兄ちゃんがおりました(笑)

あのおっちゃんはいったい何を読んでいたのでしょう。
非常に気になります。

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