とうとう私も訴えられてしまった件

合同民事訴訟案件やそうです。
 798,500円の未払いやそうです。
 折しも、あまりにもグッドタイミングでわお!となった馬詰です。
ツッコミどころ満載のメールが届きました。
 合同民訴管理局の総合窓口というところから送られてきました。
 アドレスのドメインが胡散臭さをかもしまだしています。
 これ→agsb7dhyjsyf6s.site
e内容証明による債権移行通知とあります。
 e内容証明、私は送ったこともありますし、送られてきたこともあります。
 紙のお手紙です。
 インターネットで手続きをしてクレジットで支払いをする。
 家に居ながら内容証明を送れるというシステムです。
 内容証明を取り扱っている郵便局を探して、そこまで足を運ばなくても良いという、内容証明ヘビーユーザーにはありがたいシステムです。
 内容証明ヘビーユーザーって、まぁ、弁護士さん、司法書士さんあたりはヘビーユーザーでしょうか。
内容証明というのは、書式が決まっています。
 20字以内26行以内に収めるとかの要件があります。
 他にも句読点は一文字と数えるとか、ですかね。
 同じものを3枚、送付用封筒も用意し、内容証明取り扱いの郵便局に向かいます。
 お手紙に書いた住所の表記と封筒の表記は同じでないといけません。
 駅前のちっちゃい郵便局では取り扱ってくれません。
郵便局の窓口では、カウンター向こうのおっちゃんが深妙な面持ちで字数行数を数えはります。
 お手紙に書かれた住所と封筒の住所を1文字1文字確認しはります。
 それで問題がなければ、奥の机に座ってはる偉いさんに確認をしてもらいます。
 それでクリアされたら、受理印を押してくれます。
 一枚は送付用、もう一枚は持って帰って保管用、もう一枚は郵便局の保管用です。
 郵便局がお手紙を送った証人になってくれるというシステムです。
 エビデンスですからいついつ送りました。
 ハイ、受け取りました。
 という証拠も必要です。
 なので、配達記録をつけます。
 お手紙の枚数によって料金も変わります。
 私みたいにすぐに長文になるタイプは校正に校正を重ねなければなりません(笑)
この合同民訴管理局からのメールにはご丁寧に配達記録番号なるものがございます。
 しかし、送り主の住所がございません。
 郵便局の受理印もございません。
「合意解除申請」と書いて返信メールすれば、798,580円はチャラにしてくれるそうです。
 フィッシング詐欺でしょうか?
 そういえば、配達記録番号にリンクが貼られています。
このメールの最後はQ&Aがついています。
 「無視したらどうなりますか?」
 の質問に答えがあります。
 「連絡がない場合は、世帯主、 勤務先、親族、知人の順に調査をかけ請求を行います。
 貴殿が逃亡する可能性のある実家、 勤務先、友人知人宅等に優先的に 書面通達を実施し、貴殿の代わりに取り立てを行います。 」
 やそうです。
送られてきたメールは我が家の大黒柱のwebサイトで公開しているinfoアドレスです。
 管理しているのは私です。
 回り回ってクローバーフィールドもしくはきじねこに請求されるかもしれません。
 楽しみに待ちたいと思います。
他にもいくつかQ&Aがありますが、お金は返していらんから、とにかくメールを返信して欲しいと読み取れます。
本気でお金を返して欲しいなら、この金額であれば、少額訴訟ですね。
 少額訴訟については少々詳しいです。
 弁護士さんはもちろん、司法書士さんでも取り扱える事件です。
 司法書士さんが取り扱えるので、私でも扱えます。
 ただし、人さまのは扱えません。
 違反です。
 その中の人としてなら扱えます。
私が経験した裁判がらみで得た豆知識ですが、裁判所に提出する書面はセンスなんてどうでもいいから、左側にとじしろとして2、3cm空けやなあかんというものです。
 成年後見人制度利用時の書面もそうですし、少額訴訟の訴状もそうでした。
今、ふと思いつきましたが、内容証明のお手紙でプロポーズってのもお洒落やないでしょうか?
 三食昼寝付きをお約束しますという条件付きプロポーズのお手紙を郵便局に証人になってもらうというものです。
 もしくは年に一回は海外旅行に連れて行きますを約束するプロポーズとか。
 いかがでしょう?

