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実は「自由」というのが一番厳しい。

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/12/18
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。こんばんは。

昨日、馬詰がクローバーフィールドをひと言でいえば「自由」だと書いていました。
実際その通りだと思います。

今回は、クローバーフィールドがどの程度「自由」であるかについて、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
そして、実は「自由」というのは「不自由」よりずっと厳しいのだということも書いておくことにします。

クローバーフィールドの技術職は、ある意味、自分の給料は自分で決めることができます。
とはいえ、賃金規定はちゃんとありますので、ルールまでもが各自の自由になることはありません。
また、基本給は入社前の経験年数や勤務年数によってほぼ機械的に決まりますので、これも各自の自由にはなりません。

しかし、実際の月給や賞与については、各自が自由に決めることができるのです。
このことは社内でも案外知られていません。
もしかすると、杉山や馬詰も気づいていないかもしれません。

具体的にどういうことかを説明することにしましょう。

自分の月給や賞与を上げたければ、そのための賃金原資を獲得することが不可欠です。
賃金原資が年400万円しかないのに、600万円の年収を希望しても無理というものです。
賃金原資を獲得するには売り上げをアップするしかありません。

SESなんかだと非常にわかりやすいですが、売り上げをアップするには、まずはスキルを磨き単価を上げることです。
残念ながら単価はスキルに比例しません。
しかし、間違いなく正の相関関係があります。

スキル以外にも、タイミングや営業力にも影響を受けることになります。
もし、会社の営業力に不満があるのなら、自分で営業して仕事を取ってくればよいのです。
高単価の仕事を取ってくれば、その分自分の月給や賞与に反映するのはもちろん、営業成果もそれに加算しますので結構な収入になると思います。

クローバーフィールドの技術社員の賞与は、ざっくりいえば、賃金原資から査定期間の月給を差し引いた残額です。
もう少しわかりやすくいうと、残業すればするほど賞与が減るのです。
高い賞与を得たければ、単価アップ以外に、定時までにキッチリ成果を出せるだけの能率や集中力が不可欠なのです。

さらに、もっと簡単に収入を上げる方法もあります。
クローバーフィールドでは社員にブログを投稿することを奨励しています。
毎日投稿すれば、月に3万円程度の手当てを支給することになっています。

月収を3万円増やすというのは普通では結構難しいことだと思いますが、弊社ではその気があれば簡単に実現できてしまうのです。
これはあくまでも奨励であって強制ではありません。
要はやるかやらないかであり、どうするかは完全に社員の自由です。

今後はフリーウェアの公開なども奨励していくことになると思います。
それにも手当てを出すことになりますので、さらに収入アップの自由度は上がることでしょう。

このように、クローバーフィールドでは自分の月給や賞与を上げる自由があります。
一方で月給や賞与を下げる自由は制限されます。

月給や賞与は少なくてもいいので単価の安い仕事を選ぶということは、会社の利益も減少します。
相応の事情があれば別ですが、無制限に許可するわけにはいかないからです。

また、いくら月給を下げるといっても、最低賃金法や労働基準法のしばりがありますので、そこはどうしても不自由になります。
逆にいえば、それらの法規制によって不自由になっているがゆえに、社員にとっては最低限の賃金が保証されるわけです。
だから、自由より不自由のほうが社員にとっては楽なのです。

今回は、賃金について、クローバーフィールドがいかに自由であるかについて書きました。
賃金以外にも、勤務形態などかなり自由度があります。
いずれも自由な分だけ厳しいのですが、慣れてくればそうした厳しさを楽しめるようになると思います。

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