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物を捨てられない

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:北本 敦
公開日:2018/01/13
最終更新日:2018/01/13
カテゴリー:雑記

一ヶ月ぶりの投稿となる北本です。

弊社社員がリレー形式でブログ投稿をする月いちテーマが先月で休止となりましたが、投稿を絶やさぬようにと、技術的なことや会社のこととは全く関係ない話題ですが雑文をしたためてみます。

ここ最近、法事で親戚が来るということで、普段来客がほとんどない我が家では色々と片付け作業が行われています。
私は、学生時代から溜め込んでいるプリント類の山を処分しろと言われ、本日その作業に取り掛かっていました。

物をなかなか捨てられない性分の私は、何年も前の大学での講義資料や受講しながら書いたノートでも、いつかまた見たくなるときが来るかもと思ってしまい、あっさりと捨てることができません。
物を捨てる決断力のなさは問題ですが、しっかりと授業料を払って得た物をあっさりと捨ててしまうのも勿体ないことかもしれません。
大学教授が書いた本や記事、論文などは本屋や図書館に行けば読めるかもしれませんが、その人の講義はいつでも自由に聴けるものではありません。そこで配布されたプリントも通常では入手できない非売品であるなんて考えたら、すごく貴重な物に思えるのではないでしょうか。
そこまで考えて捨てるのを躊躇っていたわけではないですけどね。

私がなかなか捨てられないのは、プリント類に限らず、本や衣類など多岐に亘ります。
流石に、お菓子の空き箱や飲み終わったペットボトルなどは、あっさりと処分することができますが、ただし、思うことがあります。
我々が現在日常的に消費している大量生産品と芸術家が制作した一点物の作品では、どちらが数十年後に現存している確率が高いだろうかと。後者は価値のあるものとして長年大事に保存されるかもしれませんが、前者は不要になれば価値のないものとして当たり前のように捨てられます。例えば、20年前に人気のあったお菓子の空き箱を入手するなんてことはすごく難しいのではないでしょうか。
しかし、お菓子の箱やペットボトル、ペンやノートといった文房具、百均で売られているような様々なグッズでも、それを手掛けたデザイナーがいたり、その時代の流行が反映されていたり、芸術作品と同列に並べるのは無理だとしても、文化的な存在であるといえるはずです。
案外、大量生産品のようなものこそが失われやすく脆い文化だったりするのではないかと私は思っていたりします。
そういった思考も、私の物を捨てられない性分を形成している一員なのかもしれません。

 

最後に、

このような私ですが、ゴミ屋敷を形成したりはしていないのでご安心ください。

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