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Favorites:猫でもできるWordPressのプラグイン選び08

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/01/23
最終更新日:2018/01/22
カテゴリー:技術情報
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WordPressプラグインの紹介を続けていますが、定番プラグインを紹介しようとするとどうしても「こんなにすごいんです」というテイストになってしまいがちですので、今回はメジャーとは言えないけれど便利なプラグインを紹介しようと思います。

「Favorites」は日本語で言うところの「お気に入り」に相当すると考えて大丈夫です。「Favorites」はWordPressサイトの投稿や固定ページの中で気に入ったものにしるしを付けることができるプラグインです。しるしをつけたものは一覧表示したり特別な扱いをすることができるので、サイト内の回遊を活性化させるのに役立ちます。厳密には、回遊した後に本当に見てほしいページに戻るのを助ける役割が得意です。

これまでの記事でも何度か書いているように、WordPressサイト、とくにブログのような体裁でサイトの運用を続けると、投稿の数はあっというまに増えてしまいます。これを効率よく閲覧してもらうにはどうすればよいのか、というのを予め考えておかなくてはいけないのですが、これを手助けしてくれる手段の一つが「お気に入り」への登録機能です。「お気に入り」といってもWebブラウザのブックマークとは異なり、そのWebサイト内でのみ「このページが気に入った」ことを記憶しておく機能です。

Amazon.comや楽天市場でも「お気に入りに保存」の機能があるので、ユーザーにとっても勝手知ったる機能でしょう。特に、「商品紹介」をしているサイトのように、同格として扱う記事がたくさんあるサイトの場合には効果を発揮します。

多くのユーザーは検索エンジンから来訪することが予想されます。最初に来訪したページ以外のコンテンツに触れてもらうためには、「ランキング」や「新着」の一覧が便利ですが、回遊を始めたユーザーやあるいは難度も再訪してくれるロイヤリティの高いユーザーには次のステップの情報提供が必要です。そのひとつが「このページを見た人はこんなページにも興味があります」という「関連コンテンツの一覧」であり、さらに「このサイトで閲覧したページはこちらです」という「閲覧履歴の一覧」、そして今回紹介している「ユーザーが任意で集めたコンテンツ一覧」です。

「関連コンテンツの一覧」「閲覧履歴の一覧」「ユーザーが任意で集めたコンテンツ一覧」の順で、ユーザーの欲しい情報の精度は高くなっているはずですが、実装の手間も順に増していきます。この面倒な実装をプラグインだけで実現できるのは嬉しい限りです。「Favorites」では、情報の保存方法をセッション/クッキーから選べるのもうれしいですね。

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