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Really Simple CSV Importer:猫でもできるWordPressのプラグイン選び10

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/01/25
最終更新日:2018/01/25
カテゴリー:技術情報
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今回ご紹介するプラグインは「Really Simple CSV Importer」です。「Really Simple CSV Importer」はWordPressサイトにCSVファイルを取り込むのをサポートしてくれるプラグインです。CSVファイルの取り込みって何?と思った方はチャンスです。CSVファイルを使うと、WordPressでできることが格段に増えます。

CSVは「Comma-Separated Values」あるいは「Comma-Separated Variables」のことで、テキストファイルの形式のひとつです。CSVは複数のデータを項目ごとに扱うことができ、各項目がコンマ「,」で区切られているのが特徴です。CSVファイルはテキストファイルですので、一般的なテキストエディタで扱うことができます。また、データベースとの親和性が高く、Excelなどのスプレッドシートを扱えるアプリケーションや、WordPressのようにデータベースを利用するCMSとも相性が良いです。

では、WordPressでCSVファイルを扱うのはどのような場面なのでしょうか。ひとつは、WordPressサイトのバックアップや引っ越しの時です。WordPressで登録した投稿や固定ページのデータはサーバー上のMySQLに保存されていますが、これを一旦手元(自分のパソコン)に保存することで、データベースをバックアップすることができます。さらに、このバックアップしたデータを別のサーバーに移せば引っ越し、ということになります。

WordPressにはもともと「エクスポート」や「インポート」の機能がありますが、インストールしたままの状態ではCSVファイルを扱うことができません。CSVファイルで出力/入力できるようになるプラグインを導入して初めて、CSVファイルでのバックアップや引っ越しを行うことができます。「Really Simple CSV Importer」はそのようなプラグインのひとつです。カテゴリーやタグ、カスタムフィールドに対応しているのはもちろん、他の有名なプラグインとの連携ができたり、アクションフックやフィルターフックを使えるなど、シンプルさと使い勝手の良さを併せ持ったプラグインとして評価されています。

では、エクスポート、インポートをCSVでファイルで行うメリットはどこにあるのでしょうか。バックアップとリストア(復旧)の間、あるいはバックアップと引っ越しの間に、データを修正したい、という場面でCSVファイルは威力を発揮します。テキストエディタやExcelで扱うことができるので、WordPressやWebに詳しくない方でも修正作業に参加することができます。WordPress上の内容を一度に修正したい場合は、「Serach Regex」などのプラグインも使うこともできますが、手元にあるファイルであればさらに便利に作業できますし、ファイルを複製して残しておけば編集に失敗した場合も復帰できるので安心です。

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