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商品情報のライティング(専門品):猫でもできるWebライティング27

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/03/08
最終更新日:2018/03/08
カテゴリー:技術情報

引き続き、「買回品」「最寄品」「専門品」の商品情報の書き方についてです。今回は「買回品」より少しだけ難しい可能性のある「専門品」について考えてみましょう。

「専門品」とは、いわゆるブランド品であると思って問題ありません。ブランド品といっても、百貨店にテナントとして入っているようなお店だけを指すのではなく、テレビで取り上げられた地方の特産品や、認知度の高いお土産なども含まれます。認知度や知名度の高低も関係ありますが、「いつでも」「全国区」である必要はなく、地域や時期が限定されていても専門品として扱っても問題ありません。

専門品の商品情報で大事なのは「在庫」「入手難易度」「真贋の証明」「体験」「ストーリー」です。それぞれについて説明していきましょう。

専門品は人気や注目が集まっていることが多く、一方で提供するメーカー側が出荷する数を調整しているケースもあり、需要と供給のバランスが崩れていることが多いです。「在庫」の有無を示すのはもちろんですが、在庫が無い場合には今後の入荷状況や入荷見込を告知するのは大切です。

「入手難易度」は在庫の有無と連動する部分でもありますが、意図的であってもそうでなくても、入手がどれくらい難しいかをきちんと説明する必要があります。数量限定販売なのか、地域限定販売なのか、製造が追いついていないのかなど、入手難易度が高くなっている理由に加えて、注文からどれくらい待てば手に入るのか、といった情報もあると良いでしょう。

需要と供給のバランスが崩れ、供給が極端に少ない商品では偽物や模倣品が登場する恐れがあります。また、需供のバランスが取れていても、ブランド力のある商品であればあるほどコピー品が作られる可能性が高まります。本来、きちんとした商品を提供しているお店にはその義務はないのですが、利用者の安心のために「真贋の証明」が求められる場合もあるでしょう。どちらかといえばメーカー側が対応すべき内容ですので、あらかじめメーカー側が策を講じている場合もあります。お店としてはメーカー側の対策をきちんと消費者に伝える必要があります。

専門品の魅力や価値の源泉は「体験」と「ストーリー」です。その商品を使うことで嬉しい、便利だ、という気持ち以外の体験ができるのが専門品の特徴です。さらに、ブランドが成立するまでの歴史や開発者の苦労、その製品に込められた思いなど、ストーリーを語ることで得られる体験がより豊かになります。

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