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商品情報のライティング(やってはいけないこと):猫でもできるWebライティング29

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/03/10
最終更新日:2018/03/10
カテゴリー:技術情報

商品を「専門品」「買回品」「最寄品」に分けたときに書くべき内容について考えましたが、今回はこの区分に関係なく、オンラインショップの商品情報で「やってはいけないこと」について考えてみようと思います。

まずは極端な例ですが、「商品説明を書かない」のは一番やってはいけないライティングです。書かないライティング、というと禅問答のような気もしますが、この禁忌を破っているWebショップは想像以上に多いです。商品情報を書いていないWebショップは大きく3つに分けることができます。

ひとつは「最寄品」をたくさん扱っているWebショップです。商品情報が多すぎて、すべての商品に商品情報を書く手間をかけられないパターンです。2つ目はイメージを重視するWebショップです。雰囲気のある写真数枚と価格だけ、というページ構成で、知っている人だけ、わかるひとだけ買えば良い、というスタンスのお店です。3つ目は商品情報の重要性をわかっていないお店です。専門家に頼らず、自前でWebショップをはじめたり運用したりしようとしてるお店が陥りやすい状態です。

「嘘を書く」こともやってはいけません。「嘘」といっても、価格を意図的に間違えたり、ない商品をあることにして商品を販売しようとする、騙す意図のある嘘ではありません。商品情報を書く中で、きちんと調査しなかったり、わかっている瑕疵について触れないなど、誰でもやってしまう可能性があるレベルの話です。利用者から見ると「騙そうとした」のか「うっかりしていた」のかは判断できないので、いずれも将来的な信頼に影響を及ぼします。

次は「商品情報のコピペ(コピー&ペースト)」です。他店の商品情報の複写は当然NGですが、自店の同様の商品であっても商品情報のコピペは避けたほうが良さそうです。色やサイズのバリエーションがある商品は同じ商品ページにするべきですし、仕様が近い商品の場合はその違いについてきちんと記述すべきです。

また、「記号の使いすぎ」も避けたほうが良いでしょう。星、音符、ハートなどの記号は、知人とのメールやメッセージで使う分には問題ないですが、不特定多数の方に読んでもらうことが前提の文章では使わないほうが無難です。記号の多用は文章が軽くなり、お店や商品への信頼感が下がります。一方で、コメント欄やレビュー欄で客観的な意見として使われると逆の効果が得られそうです。

記号と同様に、「口語で書く」こともできればやめたほうが良いです。口語がふさわしい商品もありそうですが、一般的には書き言葉で書くべきです。ブログのようにお店の雰囲気やスタッフのいきいきとした様子を伝える場合と、真剣に商品を紹介する場合とでは、使うべき文体が異なります。

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