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君のブログに恋をして〜案件が終わったテイ編

著者:馬詰道代
公開日:2018/04/24
最終更新日:2018/04/24
カテゴリー:フィクション

「根こそぎ持っていってやる!」
男はかるてるのボンクラ営業マンとのLINEで宣言した。

男はかるてるに転職するとき、会社が取引している先で移せるものは、全てかるてるに移そうと考えた。
すでに全面的に男に協力する姿勢を見せている東の海システム会社やトモゾー方舟会社は、男がどこの技術者を連れてこようが関係はなかった。
あのアトムソリューションも同じである。
技術者さえ確保できれば、男のやっていることが道義に反しているかどうかなど、関係ないことである。

男は付き合いのある営業マンに、会社から給与をまともにもらっていないなどと嘘をつき同情を誘ったりもした。
手代の集いに集まるメンバーの中にも、かるてるの営業をする男に協力するものもいた。
明らかに道義に反していることと分かりながら、かるてるの営業をする男と関わる営業マンや技術者は20を超えていた。
その中には男の会社と契約中、もしくは過去に契約があった、そんな連中もいた。

エグゼクティブ技術社には男の会社から技術者を数名参画させている。
男の営業によって、かるてるからもエグゼクティブ技術社に数名参画させている。
どちらもパートナー会社の技術者である。

男は個人事業主ばかりを抱えるあのブローカーからも、会社経由とかるてる経由でこのエグゼクティブ技術社に技術者を参画させていた。
上も下も同じ、間に入っているのが男の会社もしくはかるてるという商流である。
つまり間の営業をしているのは男である。

男はエグゼクティブ技術社の営業マンにショートメッセージを送った。
「いずれ俺が会社を辞めるときには、案件が終わったテイにして契約を終え、技術者をかるてるに付け替えてほしい」
と。
エグゼクティブ技術社の営業マンは、
「上司と相談します」
とだけ返してきた。

それと同時に、エグゼクティブ技術社に参画させている技術者の所属にも根まわしをした。
ただし、自分と同じ匂いのする営業マンを選別することは忘れなかった。

男はかるてるの営業を始めて3回目の振込みを得た。
男は何もかもがうまく回る気がしていた。

*この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

君のブログに恋をして〜プロローグ編からお読みください。

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