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君のブログに恋をして〜ボンクラ営業マンの策略編

著者:馬詰道代
公開日:2018/04/30
最終更新日:2018/04/30
カテゴリー:フィクション

他社への転職を断たれたボンクラ営業マンは、かるてるでの立ち位置を確保することを思案した。

代表と口うるさい取締役に今期の売上目標を具体的に打ち出すことにした。
経営陣を含めて20名に満たない、加えて、名義だけの幽霊取締役(幾ばくかの役員報酬は出ている)が他に2名。
この規模で営業マン2名、それも40万円を超える月給、現状では経営難に陥るのは目に見えている。
あの男か俺かどちらかが不要になる。
もしくは給与激減の手立てになる。

今までのようなのんびりとした営業では俺の立場がなくなる。

今までかるてるで足らなかったのはパートナー営業である。
そこを担うのはあいつしかない。
パートナー営業で自分の給与分を稼いでもらうしかない。
他社もベテランはプロパーを扱い、新人(この場合、かるてるにおいての新人は男である)はパートナーの営業専門が多い。
俺は今までと同様プロパー営業と採用で成果を上げるしかない。

まずは営業の棲み分けを明確にしなければならない。
ボンクラ営業マンは自分の立場を守るための売上目標を作った。

『営業の専門化として、ボンクラ営業マンが採用担当で男は営業』とした。
『営業活動は男が主体になってする』ともした。

『パートナー営業については、ボンクラ営業マンは現状維持の4名、男は現在稼働の人数(それは所属会社に背いで得た営業である)を含めて入社1カ月後に18名。年度末までに25名稼働させる』

『ハローワークでの社員採用は毎月1名採用し、2ヶ月に1名は退職する想定』
と、社員を継続させることより辞めていく設定にした。
社員が継続して居つくと採用担当としての自分の仕事がなくなるからである。

『採用力の強化として、ハローワーク求人の増加、ブログやらSNSでの囲い込み、ウェブサイト求人の活用』をあげた。
『Facebook広告の利用や有料媒体も使う』も織り込んでおく。

あくまで自分に都合の良いように、それでいて最もらしく記載した。
『受託』や『広報活動』も記載した。
いずれこれらにも力を入れていくとアピールして自分の仕事を確保する必要があった。

一方、男は正直なところSES営業には飽きていた。
数をこなそうとするとどうしてもクレームが増える。
クレーム処理のしんどさにSES、特にパートナー営業に嫌気をさしていた。
会社には採用活動と受託の営業をしたいとずっと打診していた。
そんな男である。
ボンクラ営業マンの今期の売上目標の内容に男は正直イラついた。

*この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

君のブログに恋をして〜プロローグ編からお読みください。

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