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Javaがやりたければ他をあたれ!

著者:高木信尚
公開日:2018/08/08
最終更新日:2018/08/08
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。おはようございます。

職業柄、他社の採用状況、そして新人研修の状況がある程度耳に入ってきます。
以前から何度か書いたかもしれませんが、他社では文系出身者を新卒採用し、研修でJavaを習得させることが多いようです。
外野ながら、どういうところを狙っているのかわかる気もします。

Javaはとりあえず使えるレベルに到達するのが楽な言語だといえます。
言語の設計思想からして、誰でも使えるようにしたものであり、それはいいかえれば馬鹿でも使えることを意味しています。
(数学が苦手で文系を選択し、営業が嫌だからプログラマーを目指したような)いわゆる文系出身者を、とりあえず客先に売りに出せるレベルに育成するには都合がよいのでしょう。

勘違いしてはいけないのは、Javaが馬鹿でも使える言語だからといって、Javaプログラマーが全員馬鹿だということではないということです。
そんなことは高校生レベルの教養があればわかるはずです。
しかし、世の中には故意なのか、単に教養がないだけなのかわかりませんが、過剰反応する人たちがいますので念のため。

もうひとつは、Javaを習得しておけば、業務系で用いる他の言語を習得するのも楽になるだろうという期待があると思います。
そのこと自体は否定しませんが、Javaでぬるい仕事しかやっていなければ、つぶしが効くレベルには到底到達できないこともまた確かです。

別に他社やJavaプログラマーの悪口をいいたいわけではないので、この辺りにしておきましょう。

クローバーフィールドは、すでに制御や組込みといったシステムソフトウェアの開発を主軸とする方向に舵を切っています。
Javaを用いた典型的な業務系の仕事を手がけることはもうないと思います。
ですので、いわゆるJavaをやりたいのであれば、クローバーフィールドの門をたたくよりは他社に入るほうが得策というものです。

もちろん、弊社でもJavaをまったく扱わないということはありません。
Androidアプリの開発には多かれ少なかれJavaは必要になりますし、Javaで制御関係の開発をすることもあるでしょう。
もしかすると、Javaを使ったデスクトップ・アプリケーションの開発もやるかもしれません。
しかし、どれもこれも、「いわゆるJava」の仕事の範疇ではありませんよね。

「いわゆるJava」の仕事をしたのであれば、クローバーフィールドにいたのではストレスが溜まるだけかと思います。
それであれば、他社をあたってもらったほうがお互いのためだと思うのです。

とはいえ、弊社を頼って来られた方に対しては、極力手を差し伸べようとは思います。
ある程度実力のあるJavaプログラマーで、何らかの理由で弊社を頼りたいということであれば、SESしか無理だとは思いますが何とか手配はできるかと思います。
でも、悪いことはいわないので他をあたったほうがよいですよ。

実務未経験でプログラマーを目指そうという方の場合、独学でJavaしかやっていないケースもあると思います。
これについては何ら問題ありません。
ただし、入社後はCを基軸とした教育を行うことになると思います。

まとめになりますが、Javaを使えること自体は何の問題もありません。
むしろ、使えるようにしておいたほうがよいでしょう。
しかし、会社ごとに得意分野や守備範囲というものがあります。
弊社の場合は、Javaと聞いて真っ先に想像するような分野は守備範囲にはないということです。

「他をあたれ!」とはいっていますが、相談には応じますので、もし迷っておられるのであればお声掛けください。

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