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オンラインショップの準備(配送業者の選定):猫でもできるオンラインショップ27

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/09/28
最終更新日:2018/09/28
カテゴリー:技術情報

以前、オンラインショップは究極の対面販売である、というような話を紹介しましたが、オンラインショップで実際に対面でお客様と接するのは店長でも担当者でもなく、「配送業者の配達員さん」です。昨今、人手不足に加え、増すばかりの需要に疲れ切っているようにもみえる配送業界ですが、その状況は会社によって大きく異なるようです。

配送業者を選ぶにあたり、注目する一番の要素はやはり「配送料金」ではないでしょうか。近年のオンラインショップではお店が配送料を負担することも多く、配送料金がお店の利益に直接影響を及ぼします。以前はある程度の価格競争があったようにも思いますが、現在はできるかぎり価格をあげなければ業界自体の維持ができないからか、配送料金が徐々に高くなってきているように思います。

料金だけでなく、サービス内容も注目すべきポイントです。お届け日の指定ができるかどうか、時間帯指定ができるかどうか、当日再配達してくれるかどうか、代金引換や運送料の着払いをしてくれるかどうか、万が一の場合の補償があるかどうか、などです。ユーザー側が当たり前と思っているサービスも、すべてを網羅している会社は案外少なく、場合によっては配送業者を複数利用することもあるでしょう。当然、上記のオプションサービスが有償の場合と無償の場合があり、その価格設定も配送業者によってまちまちです。一番よく利用する(お客様から利用される)組み合わせがどれくらいの金額になるかを事前に計算しておきましょう。

たくさん荷物を送るようになると、地域ごとや取扱商品ごとのサービス特性も見えてきます。この地域のあの業者はトラブルが多い、とか、壊れ物や精密機械をこの業者で送ると破損が多い、などです。これは金額には表れない部分なので、自身の経験や同業者の経験を大いに参考にすべきです。

冒頭に書いたように、実際に対面でお客様と接するのは配送業者の配達員さんです。いくら高価な商品でも、粗野な感じの配達員に雑に配送されてしまうと買い物の満足度が半減してしまうかもしれません。価格だけで配送業者を決めないほうが良い理由の一つと言えそうです。

オンラインショップの規模が大きくなると、出荷する個数も増えてきますので、配送料金の単価や、代金引換で販売した商品代金の振込頻度など、利益やキャッシュフローに関わる部分の交渉もできるようになるはずです。外注業者としてではなく、ビジネスのパートナーとして、配送業者を賢く選びましょう。

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