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オンラインショップとショップカード:猫でもできるオンラインショップ31

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/10/12
最終更新日:2018/10/18
カテゴリー:技術情報

雑貨やファッションアイテムを扱うおしゃれなお店、また恋人と訪れたい素敵なカフェなどには、レジ周辺に名刺サイズの「ショップカード」が設置されていることがあります。おそらく「どのお店もやっているから」程度の気持ちで、こちらが想像するほど戦略的に設置しているわけではないかもしれませんが、ショップカードには新規顧客を開拓したり、リピーターを増やしたりする効果があります。

まずはショップカードに必要な情報をみてみましょう。お店の簡単な説明、お店のロゴ、屋号、(屋号が外国語だったり難読の漢字なのであれば)よみがな、電話番号、住所、郵便番号、お店の特徴、地図、アクセス情報、営業時間、定休日、ホームページアドレス、SNSアドレスなどなどです。こうしてみると、ほぼ店主の名刺と近い内容といえるかもしれません。

これらの情報は、ショップカードを手にとったお客様に「このお店に行ってみたい」あるいは「このお店にまた行きたい」と思ったときに必要な情報です。実際にそのカードを手に持ちながらお店に向かうことは少ないかもしれませんが、お店とは違う場所で目にした際など、何かのきっかけで思い出したときに必要十分な情報を与えなくてはいけません。

では、オンラインショップでのショップカードはどんな役割を担うものでしょうか。ひとつはお客様に感謝の意を伝えるときに使います。手書きのメッセージを添えるテクニックは、ベタな方法ですし若干あざとい気もしますが、それでも嬉しいものです。

また、次回の利用を促す、つまりリピーターを獲得する役割も期待できるでしょう。もちろん、ただお店の情報を書いているだけでは不十分で、次回利用できる割引チケットや、試供品を提供したり、保証期間を延長するなど、リピーターならではのメリットを与えなければロイヤリティは高まりません。その仕組みがある前提で、それをお客様に伝えるのがショップカードの役割である、という立て付けが良さそうです。同じように「友人紹介」の仕組みを取り入れるのも良いでしょう。紹介者にもメリットがある仕組みを作れたらベターです。

実店舗でもオンラインショップでも、ショップカードにはいくつかの要件があります。ひとつは上質な紙を使うことです。ペラペラの紙では価値を感じられず、すぐにゴミ箱に捨てられるかもしれません。上質で分厚いカードはわずかながら捨てにくい気持ちを掻き立てます。また、デザインに優れていることも重要です。手元に持っておきたい、残しておきたい、また人に見せたいと思えるデザインでなければなりません。

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