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[C言語入門] 演算子の使い方(17)

著者:高木信尚
公開日:2018/12/31
最終更新日:2018/12/29
カテゴリー:技術情報

高木です。おはようございます。

いよいよ今回で「演算子の使い方」も最終回を迎えました。
最後まで到達できるかどうか、若干の不安もありましたが、ようやくここまでたどり着くことができました。
まずはやれやれです。

それでは早速解説に入ることにしましょう。

コンマ演算子

コンマ演算子は、コンマ(,)で区切ったオペランドを左、右の順に評価します。
左オペランドはvoid式になり、その評価の直後は「副作用完了点(sequence point)」になります。

コンマ演算子は二項演算子ですが、

式1, 式2, 式3, ...

のように、必要なだけコンマで区切って式を並べれば、左から順に式を評価していくことになります。

コンマ演算子の評価結果を変更しようとした場合は未定義の動作になります。
また、次の副作用完了点のあとでコンマ演算子の評価結果にアクセスしようとした場合も未定義の動作になります。


コンマ演算子は簡単なので、今回の解説はあっさり終わってしまいました。
これで「演算子の使い方」は完結しました。
いかがだったでしょうか?

「C言語入門」はいったんここまでとし、いずれ機会があれば再開したいと思います。
長々とお付き合いありがとうございました。

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