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Lazarusを勉強する?

著者:高木信尚
公開日:2019/05/31
最終更新日:2019/05/30
カテゴリー:技術情報

高木です。おはようございます。

先日、國松がとある筋からの依頼を受けて、もしかするとLazarusをやるかもしれないという話を聞きました。
最初、何のことかわからなくて「綴りを教えて」と聞いてしまいました。
そして、その名前をタイピングしている最中に思い出したのです。
そう「Lazarus」です。

國松が関わっている内容については、今回はこれ以上触れません。
今回はあくまでもLazarusが話題です。

実はかなり前になりますが、私も一度Lazarusを触ってみようと思ってインストールしたことがあるのです。
そして、ほんのちょっとだけ触って、時間が取れなかったこともあって放置してしまいました。
Lazarusの具体的なことについてはほとんど覚えていません。

Lazarusというのは、Free Pascal Compilerを用いた開発環境で、LCL(Lazarus Component Library)というGUIフレームワークとIDEがセットになっています。
Free Pascal CompilerはObject Pascalをコンパイルできるコンパイラです。

Object PascalといえばDelphiやC++ Builderを思い出しますが、LazarusはDelphiのオープンソース版のような位置づけです。
LCLというのはもちろんDelphiのVCL(Visual Component Library)がモデルになっています。

Lazarusの優れたところは、WindowsだけではなくLinuxやMac OSにも対応していることです。
本家のDelphiは最近になってMax OSやiOS、Androidにも対応しましたが、フレームワークにはVCLではなくFireMonkeyを使います。
DelphiのEnterprise版はLinuxにも対応していますが、GUIは対象外だと聞いた気がします。
その点、LazarusはLinuxでもMac OSでもLCLが使えます。

Linuxで使えるということはRaspberry Piでも使えるということです。
津路が以前からブログで書いているように、なかなかLinuxのGUI開発環境というのは困りものです。
私としては今までTcl/Tk一択でしたが、Lazarusがものになれば有力な選択肢が増えるというものです。

そういうわけで、この土日にでもLazarusを触ってみたいと思います。
以前から何度かDelphiにトライしようとして、その都度挫折を味わってきましたので、甘くは考えていません。
年末の勉強会ではC++ Builderを使ってストップウォッチを作りましたので、VCLも少しは使えるようになりました。
その経験を活かして、LazarusのLCLも比較的簡単に使えるようになることを期待しています。

どうなるかはわかりませんが、何事も挑戦です。

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