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経営者目線って何?

著者:高木信尚
公開日:2019/07/29
最終更新日:2019/07/29
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。こんばんは。

以前からいろいろなところで目にする機会があって気になっていた言葉があります。
それが「経営者目線」とか「経営者視点」です。
最近は商工会議所のメールマガジンなんかでも目にするようになってきました。

私自身は「経営者目線」や「経営者視点」といった言葉を使うことはありません。
なので、「どういう定義なんだろう?」と気になるのです。

何となくフワッとした雰囲気はわからないでもありません。
でも、経営者の目線といってもいろいろな要素を含みます。
いろいろな要素を含んで一言では表現しにくいから「経営者目線」なのかもしれませんね。

念のためネット検索でいろいろ調べてみたりもします。
中には、「残業代も払わなければ、有給休暇も取らせずに労働者をこき使うことだ!」という意見もあるようですね。
まあ、それ自体は完全に労働者目線であり、被害妄想のようなものですけど。
今まで勤めた会社でよほど酷い目に遭わされたのでしょうか?

あるいは、「経営者と同じぐらいの報酬がもらえるなら経営者目線を持つ」という人もいるようです。
現在のところ、クローバーフィールドの役員報酬は3人ともゼロなので、その論法でいけばタダで経営者目線を持てることになるわけですが、それも多分違いますね。

私個人の意見を書かせてもらうと、経営者目線の具体的な定義はわかりませんが、末端の労働者は経営者目線(といって想像が付く範囲のこと)は持たなくてもかまわないと思っています。
これは逆にいえば、経営者目線が必要となるような判断には一切口をはさまず、従順に目の前の仕事をこなす覚悟を決めることだともいえます。

従順に目の前の仕事を淡々とこなせるというのはすごいことです。
私には到底マネできません。
自分にできないことをできる人に敬意を払うのは当然のことです。

世の中にはいろいろな人がいます。
経営者目線なんか関係なく、目の前の仕事をこなす人の存在も重要です。
一方で、より大きな視野を持って、目の前に与えられた仕事をこなすのではなく、行うべき仕事を生み出す人も必要です。

もし、多少なりとも後者にかかわりたい、あるいは(私のように)残念ながら前者には向いていない人であれば、より経営に近付いていく必要があります。
経営に近付くのであれば、そのよくわからない「経営者目線」を持つことも必要なのかもしれませんね。

繰り返しになりますが、世の中にはいろいろな人がいます。
会社の中にもいろいろな人がいます。
そのいろいろな人たちが全員「経営者目線」を持つ必要はないでしょうが、誰ひとり持たないのもそれはそれで問題なんだと思います。
何ごともバランスですね。

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