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ORACLEMASTER 備忘録6(6/11)

著者:伊関星児
公開日:2020/07/05
最終更新日:2020/07/09
カテゴリー:技術情報
タグ:

ORACLEMASTER 備忘録6(5/10)

 

続き

 

UNIFORM SIZE サイズ:

エクステントが〈サイズ〉に指定したサイズで均一に管理される。サイズを指定しない場合のデフォルトは1MB。

 

・EXTENT MANAGEMENT句にDICTIONARYと指定すると、下位互換のディクショナリ管理表領域となる。ディクショナリ管理表領域では、エクステントの割当ておよび解除をファイルのヘッダーに格納されているビットマップではなく、データディクショナリで管理する。エクステントの割当ておよび解除のパフォーマンスはビットマップの方が優れているため、ローカル管理表領域がデフォルトになっている。

 

・SEGMENT SPACE MANAGEMENT

SEGMENT SPACE MANAGEMENTは“セグメント領域の管理方法”である。ローカル管理表領域のセグメント領域の管理方法には「自動」と「手動」の2種類がある。

「自動セグメント領域管理」では、セグメント内の空き領域を管理するために「ビットマップ」を使用する。

「手動セグメント領域管理」では、セグメント内の空き領域を管理するための「空きリスト」と呼ばれるリンクされたリストを使用する。

自動セグメント領域管理の方がより効率的であるため、通常はこちらを選択する。

デフォルトは「AUTO」(自動セグメント領域管理:ASSM:Automatic Segment Space Management)。

 

・ローカル管理表領域のセグメント領域の管理方法

AUTO:自動セグメント領域管理(ASSM)。デフォルト値。セグメント内の空き領域を「ビットマップ」で管理する。

 

MANUAL:手動セグメント領域管理。セグメント内の空き容量を「空きリスト」で管理する。

 

OMFを使用した表領域の新規作成

「OMF(Oracle Managed Files)の機能を使用すると、Oracleデータベースを構成するOSファイルを、データベース管理者が直接管理する必要がなくなる。

OMFを使用する場合は“DB_CREATE_FILE_DEST”初期化パラメータでファイルの作成場所(ファイルシステムディレクトリまたはOracle ASMディスクグループの場所)を定義する。データベースはそのディレクトリにファイルを自動的に作成し、管理する。ファイル名は自動設定する。

 

・ファイルの作成場所の指定

ALTER SYSTEM SET DB_CREATE_FILE_DEST = ‘ディレクトリ名’;

上記を指定してうえで、以下のコマンドを実行すると、その場所に表領域が作成される。

 

・表領域の作成

CREATE TABLE SPACE 表領域名;

この方法で作成した表領域のデータファイルのデフォルトサイズは“100MB”で、“無制限に自動拡張可能”。ファイル名はOracleデータベースが命名して管理しているため、ファイル名を変更するとデータベースはOFMとして認識できなくなる。

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