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STM機に奮闘した日

著者:馬詰道代
公開日:2020/07/10
最終更新日:2020/07/10
カテゴリー:雑記
タグ:

月初のルーティンワークのひとつに社員から預かっている源泉所得税と住民税の納税があります。
納税と言っても、税務署及び各市町村に出向いて支払うわけではありません。
いや、電車に乗って各市町村の市民税課に出向くのも楽しいかも知れません。
軽く小旅行気分で楽しめそうです。
毎月、そんなお楽しみを味わうわけにもいかず、銀行からサクッと送金するシステムになっています。

昨年の春頃だったでしょうか。
納税や振り込み専用のATMについて投稿したと思います。
思い起こせば早幾年、いや、たった1年です。
あれからいろいろございました。
昨年、入社した社員も年末調整をし、各市町村に源泉徴収票を送付し、無事に住民税特別徴収の納付書が届きました。
せっかく昇給しても住民税の給与天引きが始まり、手取り減ったやん!となる入社2年めを迎えています。
切ないです。
今年の3月でしたか健康保険料が微妙に上がりました。
ほんと、切ないです。

毎月、給与計算をする身としては会社が取っているやないで、会社はあくまで預かっているだけやでと声を大にして言いたいです。 給与から預かり、税務署や健康保険協会や厚生労働省や各市町村に社員の代わりに納めるお手伝いをしているだけやでと、出来上がった給与明細書に向かって呟きます。

そんな社員からの預かり金の源泉所得税と住民税は毎月10日が期日となっています。
ギリギリで対応するのは危険なので、早めに処理するようにしています。
最近はインターン生の彼女にお願いすることが多いのですが、今回は彼女の出勤日と天候の悪さの絡みで、梅雨時の晴れ間に私が銀行に行ってきました。
こともあろうに、今回からは住民税の対象者が増えています。
同じ市町村から出勤している社員はおりません。
社員の数だけ納税する市町村があるといった状況です。
各市町村ごとに納付書が届いています。

昨年の最初の頃、銀行のお姉さんに「これって数が増えてもこの機械でするんでしょうか?」と尋ねたことがあります。
その機械は1台しかありませんから、数が増えるとひとりで長いこと占領することになります。
「はい、何枚でもこの機械でお願いします」と返ってきました。
10台以上並んでいるATM機のブースには、長いこと占領するようなら一旦終えて、再度列に並び直してくださいといったお願いが貼られています。

そんなことを思い出す事案発生です。
私が某銀行のその機械の前に向かったとき、すでにそこで納付している方がいらっしゃいました。
その後ろに並んでおられる方が1名です。
その後ろにソーシャルディスタンス足型に合わせて、間隔を開けて並びます。
直前の方が機械の前に着かれたとき、私の後ろに男性が並ばれたようです。 

何度も言いますが、今回から処理する数が増えています。
期日ギリギリより数日前に処理しに行くのは、万が一の支払い遅れを防ぐためと、なるべくなら混んでいないときに処理したいからです。
後ろで誰かが待ってはると思うと、気がせくやないですか。
気がせくぐらいならと、後ろの男性に順番を譲ろうかと、一瞬頭をよぎりました。
しかしながら、私はこのあと、労働保険料の申請書提出に谷町四丁目まで歩く予定です。

さぁ、私の順番です。
先月、法人税やらの中間納税でこの機械を使ったのにも関わらず、不具合を発生させてしまいます。
相変わらず、この機械の後ろには操作を監視しているお姉さんがおられます。
カウンター越しにお姉さんが登場されます。
また、ホールスタッフのお姉さんも来られます。
んー、そんな惨事ではないんですが。
ホールスタッフのお姉さん、私の手元の納付書を数えます。
ようさんあります。
後ろの男性に何やら話されているのが、操作再開した私の背中越しに聞こえてきます。

一枚ずつ、確認しながら操作するので、時間がかかります。
待たせて申し訳ないと思いつつも、コトを進めるしかありません。
最後の一枚を操作し領収書代わりのA4用紙が出てくるのを待つ間に、早々に退散できるよう鞄を肩にかけます。
領収書と返却されたキャッシュカードを引き抜き、「長いことすみません」と頭を下げようと振り向きました。 

あっ、
誰もいませんでした。

後ろに並んでた男性は窓口で済まされたのでしょう。

某銀行の納税等のこの機械はATMとは言わず、STMと名付けられていることを先ほど知りました。
STM機、せめて2台、置いていただきたい。

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