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あたり前田のクラッカー!シンプル・イズ・マイベスト

著者:馬詰道代
公開日:2020/08/18
最終更新日:2020/08/18
カテゴリー:雑記

私は「あたり前田のクラッカー」が好きである。

「えっ、それってあたり前田のクラッカーやん!」
と、それって当たり前やん!当然やん!ってときに使うのは、ある一定の年代以上であろう。

昨日のお昼休み、インターン生の彼女と好きな食べ物の話で盛り上がっていた。
とりあえず、私はシンプルなものが好きなのだ。
カレーはカレーライス以外は邪道と言い切ったりする。

「何で、うどんとカレーを一緒にするん?!」と、カレーうどんをディスり、
「カレーうどんもカレーパンも邪道。カレーはカレーライスのみ!」
「ケーキも何ならスポンジケーキだけでいいねん。生クリームもバタークリームもいらんのよ。」
「ミスドはオールドファッションが一番美味しい」

なんで、いらんことするかなぁ。
しょうもないことし過ぎ!とまでも言い切る始末。
(偉そうに・・)

という、私の単なる好みだけの食べ物ネタから、「我が家に常備しているお菓子はあたり前田のクラッカー」となり、
「えぇーあたり前田のクラッカーってお菓子があるんですね」と大学生の彼女が驚いた。

えぇー知らんかったん?
と、私も驚いた。

「あたり前田のクラッカーってお菓子やで。クラッカーやん!何なら私が一番好きなお菓子と言っても過言でないかも」
「お菓子ってこと、今、初めて知りました」とスマートフォンでググった”あたり前田のクラッカー”を見ている彼女。
「めっちゃシンプルな味みたいですね」
「めっちゃシンプルで美味しいねん。小腹が空いたとき、4、5枚口に放り込んだらお腹いっぱいになる」

「あたり前田のクラッカー」と親御さんが言わはるのを”当たり前”のことをただただそう言っていると思っていたらしい。
今の今まで。

これはいわゆるジェネレーションギャップというものであろうか。

そうして、あたり前田のクラッカーの最強さを私は再認識した。
子どものときからあったわけで、今、私は100円ほどで手に入れている。 
100円でかなり楽しめる。
我が家は赤いパッケージのひと口サイズのまん丸い、あたり前田のクラッカーを常備している。
非常食並に常備している。
ちなみにドライブのお供は都こんぶである。

遠い昔、小学生1、2年生の頃、私は夏休みを母方の祖母宅で過ごしていた。
母方の祖母宅は蓄音機やジャズのレコードがあり、お琴が立てかけてあり横には三味線があるという、和洋問わず、おもしろいもので溢れていた。
夕方、仕事終わりに母が迎えに来るまで、私はそこで、畳の上に寝っ転がりながら本を読みつつ、うとうとするという至極の時間を味わっていた。
そのときに繰り返し読んだのが子ども向けのギリシャ神話と日本神話である。
おやつの時間になると、祖母が戸棚から出してくるお菓子があった。
いつ行ってもそれはその戸棚のカンカンの中に少しだけ転がっていた。
それがカンカンの中がいっぱいになっているのを見たことがない。
真ん中に穴が空いてる花の形をしたお菓子。
そばぼうろ。
ばぁちゃん家の常備お菓子である。
そして、パチンコ好きのじぃちゃんが景品でもらってきた板チョコもあった。
子ども心にそばぼうろより板チョコの方が嬉しかったが、まぁ、板チョコにはなかなかお目にかからなかった。

私の読書とお菓子の原点はここにあるのかもしれない。
我が家の”あたり前田のクラッカー”もいつかばぁちゃん家の”そばぼうろ”になり得るであろうか。
そんな思いを馳せる2020年夏、真っ盛り。

しかし、ほんま、最近、暑くて熱いっ!
いや、暦ではすでに残暑お見舞いの頃なのに・・・

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