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ORACLEMASTER 備忘録10(1/6)

著者:伊関星児
公開日:2021/01/19
最終更新日:2021/01/25
カテゴリー:技術情報
タグ:

この備忘録はORACLEMASTER Bronzeの勉強用です。基本は教科書に書いていることを書き手なりに解釈してまとめたものであるため、多少間違っている部分もあるかもしれませんのであしからず。参考書は下記のものを使っております。

【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[12c SQL基礎](試験番号:1Z0-061)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)

 

Oracle自己監視アーキテクチャ

Oracleデータベースには、データベースを停止させないための様々な機能が搭載されており、それらはデータベースによる自己監視に基づいている。

 

Oracleの自己診断エンジン

Oracleデータベースによる自己監視は、“ADDM(自動データベース診断モニター)”と呼ばれる自己診断エンジンによって実行されている。

ADMMは、定期的にデータベースのパフォーマンスの状態を自動診断し、その情報をデータベースに格納している。ADMMによるパフォーマンス診断は、あらかじめ設定している「メトリック」に基づいて行われ、診断結果に問題がある場合は、データベース自身がその問題個所を特定できる仕組みになっている。メトリックとは「すでに定義されている特定のシステム属性の統計セット」である。

また、データベースは、ADMMによる自己診断のために「データベースの状態のスナップショット」を定期的に収集している。

 

データベースの状態およびワークロードの監視

EM Express(Enterprise Manager Database Express)を使用すると、“データベースの状態”や“ワークロード”を監視できる。

EM Expressの「データベース・ホーム」ページには、データベース全体の状態に関する情報が表示され、定期的に更新されている。そのため、データベース管理者は「データベース・ホーム」ページでデータベースの状態の概要を把握できる。

 

・EM Expressの「データベース・ホーム」ページで確認できる情報

ステータス:データベースの状態の概要。

パフォーマンス:アクティブセッションの情報。過去の傾向情報が表示される。

リソース:最新のデータポイント(過去1分間)のリソースの使用率。

SQL監視:SQLのアクティビティ(SQL文は、CPUまたはI/O時間を5秒以上消費した場合など監視される)

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