「償い」

高木です。こんばんは。

ここのところ、一般論に過ぎないおもしろくも何ともない話題が続いています。
今回はさらに輪をかけて、有名な話なので目新しい情報もなく、本当におもしろくない話題です。

三軒茶屋駅銀行員暴行殺害事件をご存じでしょうか?
事件そのものより、東京地裁の裁判長が判決を下した際の説諭のほうが有名です。

東急田園都市線に乗っていた少年たちが、たまたま近くに乗っていた銀行員と口論の末、暴行を加えました。
その銀行員は入院先の病院で亡くなっています。

主犯格の少年2名には、懲役3年以上5年以下の判決が下ります。
その際、裁判長は「唐突だが、君たちはさだまさしの『償い』という唄を聴いたことがあるだろうか」と切り出しました。
キョトンとした少年たちに「この歌のせめて歌詞だけでも読めば、なぜ君たちの反省の弁が人の心を打たないか分かるだろう」と説諭したというものです。

この「償い」という歌の主人公ともいえる「ゆうちゃん」は、あくまでも過失による事故で人を死なせてしまいます。
しかし、三軒茶屋駅銀行員暴行殺害事件を起こした少年たちは、殺意こそなかったかもしれませんが、悪意をもって被害者に危害を加えています。
明らかに「ゆうちゃん」より悪質なのです。

さて、少年法で保護された匿名の「少年たち」や、実話をもとにしているとはいえ半分フィクションの「ゆうちゃん」ではピンと来ないかもしれませんね。

たとえばこんな風に考えてみてはどうでしょうか?

自分の子供が、学校で担任の先生に校舎の窓から突き落とされました。
熱心でいい先生だと信じていたのに、とんでもないことをやってくれたわけです。
さらに酷いことには、担任がそのような凶行に及んだ背後には学年主任が関わっていることがわかりました。
はっきりとは断定できませんが、もしかすると学校ぐるみの犯行かもしれません。

ここで質問です。

その担任の先生は、どのような謝罪あるいは償いをすれば、あなたは赦免することができるでしょうか?

なかなか難しい問題だなあと思います。

というわけで、今回は目新しい情報もなく本当におもしろくない話でした。