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食塩水濃度の問題ぐらい理解して欲しい。

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/03/26
最終更新日:2017/03/26
カテゴリー:雑記

高木です。おはようfございます。

小学生のときの算数で、食塩水濃度の問題をやったと思います。
結構苦手な人は多いようですが、できる人から見れば、なぜできないのかが理解できなかったりします。

この類いの問題は、本質を理解していれば明確にイメージが沸いてきますので、あとは単なる計算です。
本質を理解するには、百分のほか、水溶液の概念や質量保存の法則を理解する必要があります。
ですので、本当は算数ではなく理科で学ぶべき内容なのかもしれませんね。

本質を理解することなく、目先のテストを攻略するために解法の丸暗記で対応した人は、テストが終わるとすっかり忘れてしまいます。
そして、後には苦手意識しか残らないのでしょう。

あるいは、どうにかこうにか解法を覚えていたとしても、食塩水なら解けるけれど砂糖水なら解けないといった事態に陥ったりします。
小学校で習う食塩水の濃度はいわゆる質量パーセント濃度ですが、高校で習うモル濃度とかになると、本質を理解せずに丸暗記対応していた人はたちまち混乱するようです。

食塩水濃度がきちんと理解できないようだと、それよりずっと難度が高い湿度はまったく理解できないと思うのですが、日常的に使っているから不思議なものです。
プログラミングをやっていると、温湿度センサーを使って相対湿度を求めるような処理を書くこともあります。
日常生活では湿度が高いと蒸し暑いぐらいの感覚で済みますが、プログラミングでは理論をわかった上で正確に計算しないといけません。

距離と速さと時間の関係も同様で、本質を理解せずに、解法の丸暗記を助ける「きはじの法則」の類いに頼ってしまうとまったく応用が利かなくなります。
たとえば、物質の熱容量が一定のときの温度と火力と時間の関係とかになると、習っていないからわからないということになるのでしょう。
この類いの計算も、とくに制御関係のプログラミングでは不可欠です。

プログラマーになるにあたって、プログラミング言語の習得というのはそんなに難しいことではありません。
しかし、そのプログラミング言語を使って具体的に何かを行おうとすると、どうしても別の知見が必要になります。
その多くは学校で習ったことが基本になっています。

学校のテストは丸暗記だけで攻略できたかもしれません。
けれども、プログラマーは目の前の問題の解法を自分で導かなければなりません。
解法を誰かが用意してくれているわけはないのです。

もしかしたら原理的に解けないかもしれない問題に挑戦し、解けるか解けないかの見極めから自分でやる必要があります。
大変は大変ですが、あまりにも簡単なゲームはつまらないように、難しいからこそやりがいがあったりもします。
そこにやりがいや面白みを感じられる人はプログラマーに向いているかもしれませんね。

「もしかすると自分はプログラマーに向いているのでは?」と感じたかた、よければクローバーフィールドにお問い合わせください。
採用情報には応募資格として実務経験1年以上と書いてはいますが、素養がある方なら未経験者でも考慮します。

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