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任意のピクセルに任意の色を設定できるなら、どんな絵でも描ける。

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/08/31
最終更新日:2017/08/31
カテゴリー:技術情報

高木です。おはようございます。

私なんかは結構古い人間で、プログラミングをやる上でも基本はかなり古い技術がベースになっています。

もちろん、新しい技術を使わないかというとそうでもないんですが、根は古い人間なんです。
好みをいうのであれば、古臭いローテクのほうがやはり好きなんです。

そういうこともあって、グラフィックの描画もついついローテクを使ってしまったりします。

昔から私は、「任意のピクセルに任意の色を設定できるなら、どんな絵でも描ける」と豪語していました。

実際に、VRAMに直書きでマルチウィンドウシステムを実装したりといったことを、普通にしていました。
しかも、パフォーマンスを落とさずに描画するために、ハードウェアの特性に寄り添った実装をしていたものです。

アフィン変換のための行列演算も自分で書きますし、必要ならアンチエイリアシングだろうがアルファブレンディングだろうが、全部自力でやります。

最近はライブラリも充実して、さらにはハードウェアの支援も受けられるので、本当に便利になりましたね。
それでも、ときどきマイコンのプログラムとかで、こうした技術が必要になることがあります。

先日、「トリッキーなコードを書こう!」という記事を書きました。
そこでも述べましたが、いろんなことを身につけておくと、できることの限界が広がるんです。

ライブラリに必要な機能がないから、適当なサンプルプログラムが見つからないから、「できない」とすぐに音を上げるプログラマーも少なくありません。
いざとなればスクラッチでなんとかできるのが、プログラマーの実力だと思うのです。

私は子供ころは絵を描くのが好きで、結構大きくなるまで、何らかの形で絵を描く仕事をしたいと考えていました。
しかし、以前からこのブログでも何度も書いているように、色覚が絶望的にダメだったので、その道には進みませんでした。
それでも、視覚に頼った描画はできなくても、数学に頼った描画なら、こんな私でもできるというものです。

一度は断念した道も、別の形で生きてくることはあるものです。
私にとっては、絵を描くこととプログラミングすることは、それほど大きな違いはないのです。

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