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台風の恩恵

著者:高木信尚
公開日:2017/09/18
最終更新日:2017/09/18
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。こんにちは、

この三連休は台風ですっかりやられましたね。
そんな状況でしたが、私は土曜日、日曜日と一泊で近江舞子に遊びに行っていました。
日曜日の午後から大荒れになる予想だったこともあり、午前中に逃げるように帰宅しましたが。

そんな台風18号は、現在北海道までたどり着いているようです。
北海道は台風慣れしていないこともあって、台風が来るとなるとパニックになるとか。

私の妻も北海道出身であり、やはり子供のころから台風になじみがなかったようです。
テレビのニュースを通じて、台風の被害状況ばかりが報道されることもあり、台風の一面しか知らなかったといいます。

台風は被害だけではなく、さまざまな恩恵をもたらします。
ただ、程度の問題で、あまりにも大きな台風が来ると、被害のほうが大きくなってしまいますね。

今回の台風もかなりの大型でしたが、その割には被害は少なめだと聞いています。
それでも、数名の行方不明者や多数の負傷者が出ていますし、床下・床上浸水をはじめとした被害もそれなりに出ています。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、台風の恩恵に話を戻します。

北海道などでは、冬場の降雪によって年間降水量の大部分が確保できます。
一方で、私が住む関西などでは、年間を通じての降水量は少なめで、比較的簡単に水不足に陥ります。
子供のころには、夏場になると、琵琶湖の水位がどれだけ下がったというニュースが必ずといっていいほど流れていました。

水不足を一発で解消するイベントが台風だったのです。
台風がもたらす大雨によって、琵琶湖の水位も一気に上がります。
ある程度の被害を覚悟しつつも、水不足が深刻になってくると人々は台風を待ち望んでいたように思います。

もうひとつの恩恵は、台風によって空気がきれいになることです。
自動車の排気ガスなどで汚染された大気の浄化はもちろんですが、夏場のまとわりつくような嫌な空気を一掃してくれます。
そして、台風が来るたびに、一歩一歩秋に近づくのを感じるのです。
この辺りの感覚は、北海道にいるとわからなかったと妻はいいます。

地球規模で考えると、台風の恩恵はほかにもいろいろあるようです。

日本列島など、温帯に属する地域というのは、そのままではどんどん冷えて気温が下がってしまいます。
ところが、台風によって赤道付近の熱エネルギーが運ばれることで、温暖な気候を維持できるといいます。

また、台風は海水を大規模に攪拌します。
これによって、海面付近の温かい水と、海底の冷たい水が混ざり合い、適切な水温を維持できるようです。
これなくしては、たとえば珊瑚が死滅するなど、生態系の維持ができなくなってしまいます。

台風によって運ばれる土砂は、海岸線に砂浜を形成します。
これもやはり生態系にとっては欠かすことができないものですね。

さらに、台風による大雨は、川底の汚れを取り除き、きれいな河川を維持する働きがあります。
河川に住む生物は、きれいな環境でなければ生きられないものも少なくありません。

このように、海中でも陸上でも、生態系の形成や維持に欠かすことができないのが台風なのです。

日本人は昔から、自然を征服するのではなく、自然と調和する生き方を選んできました。
私が子供のころには、台風の目に原爆を投下して台風を消滅させるような話も聞きました。
できるできないは別にして、まともにそんなことに取り組む日本人はいないでしょうね。
(実際には、台風のエネルギーのほうが原爆よりずっと大きいので、原爆を何発か打ち込んでもびくともしないでしょうけど)

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