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無期雇用労働者って何?

著者:高木信尚
公開日:2017/09/30
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記

高木です。こんばんは。

ここのところ、主に馬詰と二人で、就業規則や関連規定の整備をずっとやっていました。
その中で、どう規則に落とし込んでいくのか苦戦した概念があります。

それが「無期雇用労働者」です。

正社員とか正規雇用という用語は法律用語ではないと認識しています。
広く世間で認識されている概念としては、正規社員とか正規雇用とかいうのは、期間の定めがない雇用形態のことだと思います。

一方で、厚生労働省が出している資料の中には、「無期雇用労働者」という用語があります。
「無期雇用」というからには、当然期間の定めがない雇用なわけです。
しかし、正社員とか正規雇用の労働者とは別の概念となっています。

よくよく資料を読んでみると、退職金とか賞与とか昇級なんかに関して、正社員に比べて見劣りする労働条件で雇用しているけれども、期間の定めはないということのようです。
確かに、アルバイトだろうがパートタイマーだろうが、期間の定めを設定せずに雇うことは理屈上は可能です。
おそらくはそういうことを指しているのだと思います。

従来のクローバーフィールドの就業規則にも、アルバイトやパートタイマー、それに嘱託社員なんかも登場していました。
ただ、現状ではそれらの立場の従業員はいないために、ルールの整備が後回しになってしまっていました。
そして、それらが無期雇用になることは想定していなかったのです。

しかし、労働契約法改正によって、通算5年を超えて有期雇用している従業員は、本人の希望があれば無期雇用に転換しなければならなくなっています。
無期雇用のアルバイト、パートタイマー、嘱託社員、あるいは契約社員という概念を整備するのか、新たに無期雇用労働者に相当する形態を新設するのか、正社員に統合するのか、ざっとその程度の選択肢があります。
賃金体系なんかも含めて、矛盾がないように制度設計をしないといけません。

私は面倒なことは嫌いですし、複雑なシステムも嫌いです。
なので、今回思い切って、アルバイト、パートタイマー、嘱託社員は廃止し、クローバーフィールドの雇用形態は、正社員、短時間正社員、(有期の)契約社員に絞りました。

弊社の契約社員は差別的な待遇というわけではなく、正社員と比べて一長一短があります。
だから、契約社員として5年を過ぎるまで働いても、そのまま契約社員でいるメリットも当然あるわけです。

今後は、普通ならアルバイトやパートタイマーという位置づけで雇用する場合でも、契約社員という区分になります。
もっとも、求人を出す際には、よりイメージしやすいように、便宜的にアルバイトやパートタイマーという用語を使うかもしれません。
求人情報には「アルバイト」と書いていたのに、面接に行くと「契約社員」といわれたと怒るのは勘弁してください。

世間には、アルバイトやパートタイマーだと無責任な働き方をしても許されると勘違いしている人たちが少なからずいるようです。
けれども、実際にはそんなはずはなく、どんな雇用形態であってもそれぞれの守備範囲に応じた責任が求められるのは当然のことです。
そこが理解できている人であれば、トラブルになることはないでしょう。

新しい就業規則は10月から運用を開始する予定です。

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