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時間の表現:猫でもできるWebライティング06

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/02/14
最終更新日:2018/02/14
カテゴリー:技術情報

ちいさな子どもと会話をすると、「翔くんと遊びに行ったときねぇ……」と、相手の大人が知らない友達とのエピソードを何の説明もなく話し始めることがあります。また、時間の概念が未発達なことが多く、いつの話をしているのかがわからないこともあります。大人ではそのようなことはほとんどありませんが、口語ではなく文語、つまり文章を書く場合には時間についての表現に失敗している場合があります。

ところで、情報は時間を基準にしたとき、「ストック情報」と「フロー情報」にわけることができます。更新頻度が低く、長期に渡って利用されるものがストック情報、更新頻度が高く、短時間で消費されるものがフロー情報、とされています。ストック情報の例としては「辞書」「教科書」「マニュアル」などがあります。フロー情報の例としては「ニュース」「SNSのタイムライン」「天気予報」などがあります。

フロー情報とストック情報は相互に行き来することが可能です。たとえば、書籍の内容がSNSでピックアップされ、その内容や著者が注目されることはよくあることですが、これはストック情報からフロー情報への変化であるといえます。また、ブログなどの良好な記事がまとめられて書籍になると、こちらはフロー情報からストック情報への変化であるといえるでしょう。

ここでようやく話を戻しますが、文章中で時間についての表現が適切にでない場合、フロー情報、ストック情報いずれのケースでもその価値を損なう恐れがあります。たとえば、教科書で「4年前に起こった戦争」という相対的な時間の表現をすることはおかしいですし、友達を誘うときのLINEで「2018年1月27日にカラオケ行こう!」と絶対的な時間で伝えることも違和感を覚えるでしょう。それぞれ、「1970年に起こった戦争」「明日カラオケに行こう!」がしっくりくるはずです。

ストック情報では、文章を書いたタイミングを基準に時間を表現するのはNGです。一方で、フロー情報で厳密な時間表現をすると、逆にわかりにくくなったり、文章の勢いが削がれてしまうことがあります。ターゲットとなる読者が、いつ、どんな状況で、どんな目的を持ってその文章を読むのかをしっかりと考えて、時間の表現を選ばなければいけません。また、フロー情報をストック情報に変換したい場合は、文章中に含まれる時間を相対的なものから絶対的なものに変換しましょう。逆に、ストック情報がフロー情報になる場合は引用であることが多いはずなので、文章中の時間の表現は変わらないことが多いです。

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