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デザインの練習(信号機のデザイン3):猫でもできるグラフィックデザイン39

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/04/27
最終更新日:2018/04/26
カテゴリー:技術情報
タグ:

引き続き信号機のデザインについてです。昨今、LEDを利用した信号が増えています。LEDの信号にはいろいろメリットがありますが、デメリットもあるようです。

三灯の信号機の「色」を左から挙げてみてください。左から青色、黄色、赤色です。画像検索で「信号機+イラスト」で調べても、検索されるイラストはほとんどがこの信号です。一方、三灯が縦に並べられた信号機があるのをご存知でしょうか。縦並びの信号機は、主に降雪の多い地域で採用されています。横並びの信号機では、上に積もる雪が重くなるため、信号機本体や支柱に影響があるそうです。これを縦にすることで、雪が積もる面積を狭くすることができます。シンプルですが、効果の大きいデザインの変更です。

縦並びの信号が問題ないのであれば、すべての信号機を縦並びにすれば良いようにも思いますが、「慣れ」の問題や、現存する支柱の問題、また人間の目が横に広がる情報に適していることなどから、引き続き横並びの信号機が多く採用されています。

冒頭で信号機のLED化について触れました。LED化の最大のメリットは省電力です。一般的には、LEDは白熱電球のおおむね10%の電力で稼働するそうです。常にいずれかのランプが点灯/点滅している上に、数え切れないほど沢山の信号機が稼働していますので、その効果は推して知るべしです。

次に大きなメリットは電球交換の頻度が少なくなることでしょう。信号機は常時稼働することが望ましいですし、交換するとなると交通整理などそれなりの手間がかかります。この回数が少なくななるメリットは計り知れません。

また、信号機本体が小さくできることも大きなメリットです。信号機の表示面は大きいほど良いですが、道路上に掲げる機械なので、本体は小さく、軽いほうがベターです。白熱電球では電球を収める厚みが必要でしたが、LEDであればLEDと基盤を収めるだけで良いのです。これにより、14cmほどの厚みが6cm程度まで薄くすることができたようです。

たくさんあるメリットの一方で、LED化のデメリットもあります。薄く小型になった信号機は、前述の信号を縦並びにする考え方からすると雪国でも活躍しそうですが、実際に運用してみると雪がランプ面にくっついて見えなくなってしまうことがあったそうです。これはLEDが高効率であることが原因です。白熱電球は使用するエネルギーの一部が(図らずも)熱になっており、付着する雪などを溶かしていましたが、LEDでは発熱量が少ないので、湿った雪の倍ランプ面が覆われてしまうそうです。もちろん現在では雪のつきにくいカバーをつけたり、発熱する仕組みを入れるなどの対策が施されています。

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