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デザインの練習(ATMのデザイン1):猫でもできるグラフィックデザイン44

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/05/02
最終更新日:2018/05/02
カテゴリー:技術情報
タグ:

ATM(Automated Teller Machine=現金自動預け入れ払い出し機)は、不特定多数の利用者が使う機械としてはかなり早い段階でタッチパネルを採用したもののひとつであり、ユーザーインターフェースにはかなりの工夫がされていそうです。ATMのデザインについて考察します。

ATMは、現在はほぼすべてのコンビニに設置されており、時間を問わず誰でも利用できるようになっています。もともとは銀行窓口の混雑を軽減するために導入されました。給与が手渡しから振込になりはじめた頃、給料日やいわゆる五十日(ごとおび)には銀行窓口には引き出しをしようとする利用者の行列がみられました。引き出し自体は単純なフローなので、まずは「CD(Cash Dispenser=現金自動支払い機)」が普及しました。キャッシュカードがはじめて手にした磁気カードだと言う人も多いのではないでしょうか。

キャッシュディスペンサーがひととおり普及すると、今度は預け入れにも対応できる機械が開発されました。これがATMです。現在は自身の口座だけなく、他人の口座へのお金の移動も行うことができます。払い出し/預け入れだけであれば操作は単純なのですが、他人の口座について取り扱うとなると急に操作が複雑になります。ATMはこの問題をどのように解決しているのでしょうか。

ヒントは「ディスプレイ」の搭載にあります。日本では大きな画面のついたATMが一気に普及したように思いますが、海外では長い間、あるいは現在でも小さな液晶しか備えていないATM(おそらくほとんどはCD)が使われています。日本ほど高額紙幣を持ち歩かないことや、小切手文化であることなど、そのいろいろ理由はありそうです。大きな画面があれば、状況や情報を細かく表示することができるので、振込などの複雑な操作にも対応することができます。

冒頭にも書きましたが、ATMは不特定多数の利用者が使う機械としてはかなり早い段階でタッチパネルを採用した機械です。お金に関することですので、利用者を不安にさせないためにも現在の処理情報をつぶさに報告しながら、利用者に操作を要求するためには、タッチパネルは優れたインターフェースなのでしょう。初期のATMにはタッチパネルが苦手な人のために物理ボタンも並行して搭載されていました。現在でもゆうちょ銀行のATMには物理ボタンが搭載されているものがあります。

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