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デザインの練習(ATMのデザイン6):猫でもできるグラフィックデザイン49

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/05/07
最終更新日:2018/05/07
カテゴリー:技術情報
タグ:

ATMのデザインについて考察しています。ATMのユーザーインターフェースで難題と思われた、「他行への振り込み」は、銀行を五十音に分類することで誘導をスムーズにしていました。他の部分のUIについてもみてみましょう。

多くのATMでは、機械の前に人が立つか、画面にタッチすることで取引を開始します。中には、カードを挿入することで取引をはじめる機械もあります。結局どこかの段階でカードは必要なので、その行為をスタートとするのは良い方法かもしれません。

例えばWebサービスなどではサインインするのにIDとパスワードが必要ですが、ATMではIDにあたるのがキャッシュカードといえるでしょう。IDを先に確認出来れば、そのカードで(その契約で)利用できるサービスを制限して提示できるので、スマートなUIになるはずです。一方でに、利用者を感知したり、画面タッチすることで取引が始まるのも直感的でよいと思います。ここはデザイナーの思想次第、というところでしょうか。

ところで、スマホのように個人のガジェットを使う際には、IDの提示は(特別な場合を除いて)不要です。パスワード入力や指紋認証だけで利用を開始できます。これは特定のユーザーが使うか、不特定多数のユーザーが使うか、の違いです。

ATMでできることが増え、役割が多様化しています。ATMの取引内容の選択肢に「カードローン」や「税金の払込」「各種届」などがあるのをご存知でしょうか。この画面の扱いを比べてみると、UIをきちんと考えているかどうかがわかります。

ある銀行のATMでは、全ての取引内容が同じ大きさのボタンで表示されています。一方で、引き出しや預け入れ、残高照会のボタンだけ大きく、あるいはイラスト付きで表示しているATMもあります。後者はより頻繁に使われるものを目立たせる意図が感じられます。前者は、全ての取引を同格に扱いたいか、あるいはユーザーのことやユーザーインターフェイスのことをあまり考えていないかのいずれかでしょう。

取引内容の選択と、振り込みの際の銀行の選択をクリアできれば、それ以上に情報量が多いところは内容に思います。ただ、文字入力画面の画面キーボードがQWERT配列ではなく50音配列であるのは残念です。50音配列キーボードはパソコンに慣れたユーザーにとってはかえって使いにくいため、キーボードの種類を選択できるようにできるとより使いやすいはずです。

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