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デザインの練習(名刺のデザイン5):猫でもできるグラフィックデザイン56

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/05/15
最終更新日:2018/05/15
カテゴリー:技術情報
タグ:

名刺のデザインについての考察の続きです。基本的なデザイン要素として、名刺の大きさについてみてみましょう。

名刺の大きさをそらで言うことができるでしょうか。おそらく、グラフィックデザインに強いデザイナーさんであれば答えることができるかもしれません。名刺は長い辺が91mm、短い辺が55mmです。どちらも切りの悪い数字ですが、何か意味のある数字なのでしょうか。

実はこのサイズの由来については、いわゆる「諸説あり」の状態です。B版の最小サイズを元にしているとか、日本の三寸(9.091cm)が基準になっているとか、2インチ(5.08cm)を元にしている、あるいはスーツの内ポケットに収まりやすいなどなどいろいろな説があります。

不思議なのは、いずれも片方の長さの由来は説明できますが、もう片方の長さについては他の説と組み合わせなければならないことです。また、本来人間が美しいと感じる正方形や黄金比、白銀比などとはすこし、あるいはかなりずれた数値であることです。このようなことを考えると、余った紙をなんとなく使ったのでは……と思いたくなります。

また、クレジットカードに代表されるカード類は横が約85mm、縦が約53mmです。こちらのサイズとも微妙に異なるため、ケースを共用したりすることができません。名刺はなかなか扱いの難しいサイズであるといえるでしょう。

名刺は必ずこのサイズにしなければいけないかというと、そんなことはありません。サイズは自由です。例えば海外で利用されている名刺はサイズが少しだけ小さめです。また、舞妓さんや芸姑さんが持ついわゆる「花名刺」は短冊型ですし、水商売の方がもつ名刺も小型です。一般的なサイズに比べて小さい分には良いのですが、名刺入れから微妙にはみ出る大きさや厚みのものは少しだけ残念かもしれません。

縦向きと横向きの違いも意味がありそうです。名刺はそれほど大きいものではないので、渡すときのスマートさを考えると縦向きの名刺のほうが良さそうです。ただ、手元の名刺を確認したところ、ほとんどの名刺は横向きでした。名刺を重ねて繰るようなことはないと思いますが、サイズにしろ向きにしろ、イレギュラーなことをするとほんの少しだけストレスがかかる場面もあることを知っておきましょう。

どうせなら、ということで名刺をかなり大きくしてしまうのもアリではないでしょうか。企業パンフレットやポートフォリオを兼ねても面白そうです。

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