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アクションを促すデザイン(変える):猫でもできるグラフィックデザイン78

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/06/11
最終更新日:2018/06/11
カテゴリー:技術情報
タグ:

アクションを促すデザインについて考えています。今回は「変える」アクションについてです。主に、消耗品を変える=交換するアクションを中心に見ていこうと思います。

大抵の消耗品は、使えなくなることをもって交換のタイミングとなります。壊れる、破れる、汚れる、仕事効率が落ちるなどをフィードバックとして、交換を促します。このような交換方法はいくつかのメリットとデメリットがあります。デメリットは、まだ使えるかもしれない消耗品を交換してしまう可能性があること。また、これとは逆に、交換しなければいけないタイミングなのに交換しない可能性があることです。

一方、メリットもありますが、これはデメリットと表裏一体です。交換しなければならない消耗品でも、ユーザーの判断で使用期間を延長したり、交換しなくてもよい消耗品をより良い状態で使うために交換して使うことができることです。筆者の家で使っている消耗品を例に挙げると、浄水器のフィルターや排水口のフィルターなどは、通常よりも早めに交換するようにしています。一方で、シェーバーの自動洗浄機の洗浄液や、部屋の換気口用のフィルターなどは本来決められている期間よりも長く使うこともあります。

これまで挙げたような、「なんとなく交換している消耗品」とは異なり、その「変える」タイミングを明確に示してくれるものもあります。たとえば、ウオーターサーバーのボトルは、目で見て残量がわかるように透明なボトルを使用しています。また、除湿に使われるシリカゲルは水の有無で色の変わる塩化コバルトを含有した粒を混ぜることで、全体の調湿性能を視覚化しています。さらに、衣類用の防虫剤では薬剤が揮発しきると「おわり」などの文字が浮き出るよう工夫されています。また、赤ちゃん用のおむつでは外側のマークの有無で交換のタイミングを判断することができます。

これらの製品は、重量を測ったり臭いを嗅いだりなど、他の手段でも交換のタイミングを知ることはできますが、交換のタイミングを知らせる機能があることで、上記のような「無駄な交換」をなくし、また「必要な交換」を促すことができます。

より明確に、専用の機能を実装して「変える」アクションを促す場合もあります。たとえば、喘息などの対処療法で使う「吸入器」はスプレー式の薬剤ですが、吸入回数をデジタルのメモリで示してくれます。また、電池を動力とする時計では、電池が少なくなると秒針を1秒運針から2秒運針に変え、明示的に電池が少なくなっていることを示す機能があるものもあります。

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