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それっぽいデザイン(広告3):猫でもできるグラフィックデザイン83

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/06/17
最終更新日:2018/06/17
カテゴリー:技術情報
タグ:

「それっぽくなるデザイン」について考えています。折り込み広告だけでなく、ポスティング広告でも目にする機会の多い「不動産の広告」についてみてみようと思います。不動産の広告は「賃貸」と「販売」のどちらを扱うかによって、広告のデザインや見せ方が大きく異なります。

まずは、不動産(賃貸)の広告についてみてみましょう。こちらは、前回のコラムで紹介した「食品販売」や「ドラッグストア」などとほぼ同じ手法が使われているように思います。価格を前面にアピール、取扱物件数が多いことを伝える、地域性がある、目玉物件がある、などが共通のポイントです。必然的に、広告らしい煩雑なデザインや印象になりますが、不動産(賃貸)の広告ではすこしだけかっちりとした印象になることが特徴です。

不動産は賃貸であっても、「買回り品」と同じ価格帯の商品を扱うことになります。これが少しかたい印象を与える原因のひとつかもしれません。また、業界の古くからの慣習による影響もありそうです。デジタル化がすすんだ昨今の不動産店では、カード状の一覧表を繰って物件探す様子は珍しくなりましたが、この物件カードを整然と並べたようなデザインの広告が今でも使われています。カラー印刷ではなく、モノクロや2色刷り印刷のことも多いです。

一方で、不動産(販売)の方を見てみましょう。一生に何度もするわけではない高い買い物ですので、価格はもちろん重要な情報なはずです。しかし、販売価格をそれほど大きく書くことはほとんどありません。価格帯に数百万円以上の幅があることや、価格が多少安いことよりも、より良いものを購入したいという消費者の心理を反映したものかもしれません。

多くの物件が建築前に販売を始めますので、写真ではなく想像図や予定図のイラストが掲載されることが多いです。高所から撮影した写真に、イラストやCG、閃光などを描くことで、実際の住環境をイメージさせます。また、間取り図も重要な情報です。間取りは変更できることが多いですが、代表的な間取りとそれを反映した部屋の写真やイラストをのせて、具体的にイメージさせることができます。機能や仕様の一覧も欠かせません。これらを積み上げるかたちで価格が決まるため、価格の妥当性や物件のランクを判断する情報のひとつとなります。

一番の特徴は独特な詩をのせる広告が多いことです。一時期「マンションポエム」として取り上げられましたが、豊かなくらしを想像させるキーワードや、高級感を連想させる言葉を盛り込んで、消費者の背中を押してくれます。

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