オンラインショップの商圏:猫でもできるオンラインショップ4

オンラインショップで対応すべきエリアについて考えてみましょう。実店舗では実際に集客できる範囲のことを「商圏」といいますが、オンラインショップでも商圏について考えておく必要があります。

そもそも、オンラインショップの一番のメリットは「全国が商圏になる」ことです。もっといえば、全世界が商圏であるということもできるでしょう。長くオンラインショップをやっていると、商品ページやお店の説明を日本語でしかしていないにもかかわらず、海外から注文や問い合わせがある場合もあるはずです。

とはいえ、全世界を対象にするには、いろいろな問題があります。まずは配送の問題です。日本では大抵の地域に出荷の翌日か翌々日には届けることができ、地域によっては当日配送が可能な場合もあります。しかし、海外への発送では数日から数週間の時間がかかることもあります。また、日本ではあまりしられていない配送業者を使うことになりますので、荷物の追跡ができなかったり、配送料金が明確でなかったりなどの問題もあるでしょう。

また、支払方法についても制限があります。代金引換やコンビニ払いなどは難しいでしょうし、銀行振込もタイムラグがあったりして使えないことが多いです。クレジットカードであれば問題ないように思えますが、スムーズに承認されないことも多いため、支払いがボトルネックになり結局契約が成就しないケースがあります。

商品の保証や返品の規定についても、国内と海外とで同じにすることは難しいでしょう。これらの問題をすべてクリアにして、海外向けへのオンライン販売を始めるのはなかなか骨の折れる作業です。

もちろん、国内でも同様の問題はありえます。離島などでは配送の運賃が高額になるため、「配送料無料」を謳うお店が「離島を除く」などと書き添えることもあるでしょう。実は、離島からの注文数を考えれば、配送料が高額であってもそれほど大きな負担は無いはずなのですが、一回の取引で確実に利益を出すことに注目すると対応を分けて考える必要があります。

返品可能期間、保証期間についても、「発送後7日間」と「お受け取り後7日間」とでは、場所によって有効な期間がかわるため、利用者の立場で規定する必要がありそうです。

商材によって地域特性が出るものもあります。味の濃い/薄いものが好きな地域、寒い/暑い期間が長い地域、新しもの好きな地域、派手なデザインが好きな地域などです。これまでに挙げた配送、支払い、保証/返品、地域特性などを考えると、オンラインショップであっても「商圏」のようなものが存在することがわかると思います。

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