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ユーザーはどのように買い物をするか(問題の発生/興味や関心の発生):猫でもできるオンラインショップ12

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/08/25
最終更新日:2018/08/24
カテゴリー:技術情報

オンラインショップに限らす、お店の利用者がどのように買い物をするかについては、いろいろな研究がなされています。その行動をパターン化したフレームとして「AIDMA」や「AISAS」がよく知られています。AISCEASやVISAS、SIPS、DUAL AISAS、DECAXのように、現在の消費者の行動にさらに近づけ、洗練したものもいくつかあります。

これらの消費行動モデルについては詳細に解説している書籍やウェブサイトがたくさんありますので、そちらを参照下さい。今回は私自身の消費行動をベースに、ユーザーがどのように買い物をするかについて考えてみようとおもいます。

もちろん、筆者もオンラインショップでたくさん買い物をします。また、どちらかというとオンラインショップの買い物がうまい方だと思っています。感覚的には、年間で2割〜3割程度は安い買い物ができており、失敗する買い物の数がほぼゼロになっているように思います。自称「オンラインショップの買い物上手」な私は、次のような流れで買い物を行うことが多いです。

・問題の発生/興味や関心の発生
・商品の発見
・商品の調査
・商品の確認
・価格比較
・購入
・関連商品の購入/同じ商品の購入

モダンな消費行動では「購入前後の共有」がポイントとなりそうですが、あまり積極的に共有する行動は取りません。買い物の始まりは「問題の発生」もしくは「興味喚起」です。頻度の高い「問題の発生」から説明しましょう。

生活している中で、様々な問題が発生します。アイデアや努力で解決できる問題もあれば、モノやサービスを利用することでお金が必要な場合もあります。問題解決のために使うお金は、遊興や趣味で使うためのお金に比べて「罪悪感」が少ないのがポイントです。特に2018年現在、40代以降の世代にとって重要な要素だと思います。

直近の「問題の発生」に基づく買い物では、カビ取り剤、頭痛薬、IT技術の本、パソコン用のアームレストなどを購入しました。いずれも5,000円未満の買い物ですが、生活の質を大きく向上することのできる買い物なので非常に満足しています。

一方、「興味や関心の発生」での買い物はほとんどありませんでした。これは次回説明する「商品の発見」に関係するのですが、興味や関心を基にした買い物は問題解決を目的とした買い物よりも慎重に行っています。一度自分の中で需要や欲求を再確認しているイメージです。

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