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ユーザーはどのように買い物をするか(商品の調査):猫でもできるオンラインショップ14

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/08/31
最終更新日:2018/08/31
カテゴリー:技術情報

「商品の発見」のステップを経て、購入する「基準の商品」を見つけることができたら、その商品について深掘りしていく「商品の調査」に移ります。それが終わると、具体的に商品を購入するお店を決める「お店の選定」を行います。

「商品の調査」の過程を経ると、2つの経路に分岐します。ひとつは、基準とした商品を購入するために「お店の選定」の流れに移行するパターン、もうひとつは基準とした商品とは別の商品を新たな基準に据えるパターンです。

商品について詳しく調べるうちに、出会うレビューやランキングなどにより、その商品を購入する意思が強固になる場合があります。商品発見のときに見かけたメディアに再び出会い、読み返すこともあるでしょう。一般的には、有力な対抗馬が登場したとしても、最初に出会った商品のほうが魅力的に感じるようです。

こうなると次のステップに進んでもよいのですが、ここでライバルを無理やり作り出し、それを利用して基準とした商品が正解であることを確認するのは悪くありません。買い物後の満足度も高くなるはずです。

一方で、様々な理由で対抗馬が新たな基準の座に納まることもあるでしょう。価格の安さ、評判の良さ、在庫の有無などが理由になりえます。ただ、一度でも基準を置き換えてしまうと、自分の判断力に自信がなくなり、より多くの他の商品と比べてみたくなってしまいます。その都度、基準となる商品が入れ替わる可能性がありますが、急ぎの買い物でない限りはゆっくりと探せば良いと思います。

お店の選定の過程では、単純に価格だけで比較しないのが鉄則です。安価な商品では送料や支払いにかかる手数料などが総支払額に影響を与えます。また、納期にも注意が必要です。翌日に届くことが多いAmazonなどでも、マーケットプレイス出店しているお店では数週間待たなければいけないこともあります。

高額な商品では「お店の信頼感」も合わせて見るようにしましょう。簡単に開店できるのがオンラインショップのよいところですが、これにより悪意のあるお店や体制の整っていないお店もたくさん存在しています。自分の責任のもとでしっかりと見抜く目を持たなければいけません。

最終的な注文の前には、実際の商品を手にとって見ることができればベターです。実店舗で商品を確認して、別のオンラインショップで購入する「実店舗のショールーム化」が問題になっていますので、可能であればメーカーのショールームに行くべきではないでしょうか。

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