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弊社の給与事情を赤裸々に語ってみる件

著者:馬詰道代
公開日:2021/06/04
最終更新日:2021/06/04
カテゴリー:雑記
タグ:

緊急事態宣言が延長になりました。
COVID-19を巡ってはいろいろなご意見やお考えがあるようです。
それはそれとして、ただただ、コロナさん、もうええ加減にしてくれへん?というのが、私の心の叫びです。

さて、そんな折、弊社では採用活動を密かに行っています。
そのおかげというのでしょうか。
頻繁にその手のセールスの営業電話がかかってきます。
そのとっかかりに電話の向こうの方は
「お手すきでしょうか?」
と尋ねられます。
そう尋ねられると
「お手すきではございません」と正直に応えてしまいます。
そうすると、わりとすんなり引き下がっていただけます。

そんな中で、弊社の求人内容での懸念事案などご教示いただくことがございます。
弊社のような零細企業に応募していただくにはこの個所を訂正すると応募がありますよ、と言われます。
それは、お給与です。年収です。
求人情報の内容をちょちょっと訂正するだけなら簡単です。
しかしながら、明示した金額はきちんと支給しなければなりません。
それが大きな課題でございます。

求人情報でその企業の人となり(会社なり?)が如実に表れる一つがお給与ではないでしょうか。
弊社のお給与ですが、多いか少ないかと言えば、多くはないです。
といって少ないかというと、弊社と同じような規模の他社様と比べたら何とも言えないと思っています。

求人広告の営業さんはいとも簡単におっしゃられます。
「お給与、もう少し何とかなりませんか?」
はぁ・・・私のテンション下がります。

現在、弊社に在籍している社員のお給与があっての求人情報のお給与額です。
残念ながら何ともなりません。
いや、よくよく考えてみたら、弊社の規模で誰もが目を惹く高額お給与を提示していたらどうでしょう。
胡散臭すぎます。
何か裏があるかもしれません。
よからぬことに手を染めている会社かもしれません。
私ならそう疑って怖くてよう応募しません。

そんな弊社のお給与事情。
いったいどんな具合になっているのでしょう。
ここで赤裸々に語ってみたいと思います。
そんなことをここで赤裸々に語っていいのか?
責任は私が取ります。

ここでひとつ明確にして置かなればならないことがあります。
私の立ち位置です。
弊社、会社概要を見るとなんということでしょう。
私は取締役として名前が出ております。
申し遅れました、馬詰です。
ほとんどの社員の私に対する対応を見る限り、世間一般でいうところの取締役と弊社の取締役は別物と認識されているような気がします。
もしかしたら私が取締役なんてことを知らない社員もいるかもしれません。
いいのです。そんなことはどうでもいいのです。
肩書きは名刺の彩りです。実情はボランティアみたいなものです。
そんな状況ですので、役職手当はございません。
私だけではございません。
役員全員、役職手当はございません。
役職手当というのは株主総会で決定されるものなので、勝手なことはできません。

加えて、私は何となく営業みたいなこともやっていますが、何となく営業なので営業手当もございません。
手当てを貰うとそれなりのことをしないといけません。
そのあたり、私は律儀です。
そのプレッシャーに押しつぶされてしまいますので、遠慮申し上げている次第でございます。
私は兼務役員の従業員としてのみのお給与をいただいております。
額面はそうですね、総合職ではない事務員でございます。
事務員といいながらその範疇はひろおございます。
経理・労務・人事等々、なんでも行います。
小さな会社ですので、量より質でございます。

事務員ではありますが、執行役員という立場でもあり、それによる職階手当がプラスされています。
それで何とか形になっています。
すでに子育ても終了した私のお給与は老後の貯金、趣味、孫に貢ぐなどが主な使途となっています。
お気楽な身分でございます。
なんでしょう。肩書に付随している責任だけをありがたく頂戴しております。
時折、それを持て余し、手の中で丸めて窓の下に放り投げたくなります。

先日、来社された某営業さんに
「お給与ようさんもらってはるんでしょう?」と聞かれました。
余すことなく正直な額面をお伝えしました。
びっくりされておりました。

弊社社員の中に数名、私よりお給与および年収が高い社員がおります。
弊社のいわゆる高給取りというのでしょうか。
何を持って高給なのかどうなのかという疑念はございますが、弊社においての高給取りと言っておきましょう。
私のように職階手当でなんとかテイを成すという裏技を使わず、自力で成し遂げています。
素晴らしいですね。
弊社のお給与は技術を磨いて売上に貢献すればそれに見合った手当が支給されるシステムになっております。
業務手当がそれに該当します。

今まさに世間をにぎわしている年功序列崩壊の波。
崩壊するような年功序列がもともとなかった弊社ではございますが、かっこよく言えば年功序列ではなく実力主義というのでしょうか。
実力主義なんて書くと、殺気立ったイメージが浮かびますがそんなことはまったくございません。
なんなら弊社で一番の高給取りの社員はそのことにさえ気づいておりません。
Going My Wayです。
くれぐれも申し上げておきますが、
高給といっても弊社内におけるであり、世間一般にどうかというと私は世間のそんな事情には関心がございませんのでわかりません。
弊社の身の丈にあった高給ということです。

月初、私は粛々と給与計算を行います。
弊社のお給与は月末締めの翌月10日払いです。
給与計算については、入社前経験と勤続年数とで基本給、貢献度に合わせて業務手当が算出される仕組みになっています。
私のように責任を手の中で転がす能天気さがあるならば職階手当を狙うというのもありです。
今ところ能天気なのは私だけのようです。
年2回の賞与も給与計算のシステムで算出します。
査定期間の貢献度とその期間の残業(時間外、所定外休日出勤、法定休日出勤)した分を差し引いて賞与額を算出し、そこから目分量査定が入ります。
弊社は残業しちゃうと賞与が減っちゃうシステムです。

以上、弊社の給与事情でございます。
人さまの給与事情を晒すわけにはいきませんので、私の給与事情暴露となってしまいました。
おまけに2000文字をはるかに超える長文、ここまでたどり着かれた方に感謝申しあげます。
ありがとうございます。

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