目指すべきは「ディレクター」

高木です。こんばんは。

いつもは朝に投稿しているのですが、油断していると今日はもうこんな時間になってしまいました。

先日、「小さなソフトウェア会社に専属の営業はいらない」という投稿をしました。
SESとかではなく、本来の意味でのソフトウェア会社であれば、零細企業に専属の営業は本当に必要ありません。

じゃあ、ある程度の規模であれば営業がいるのかというと、必ずしもそうではないと思うのです。

ソフトウェアの開発ばかりに関わっていると、ごく近いところであっても他業界のことが見えにくくなります。
Web業界とかアート業界とかは、本来であれば結構近いところにあると思うのですが、まるで別世界のように感じるソフトウェア技術者も少なくないはずです。

先ほど例として挙げたような業界では、「ディレクター」という存在が当たり前に存在しています。
Webディレクターとか写真ディレクターとかアートディレクターとかがそうです。
全部をひっくるめたクリエイティブ・ディレクターといった概念さえあります。

ここでいう「ディレクター」は、ジャンルによって微妙な違いはあるのかもしれませんが、おおむね、企画立案から制作はもちろん、販促、広報、マーケティングまで行う仕事です。
場合によっては特許調査・申請なんかも行うことになります。

ディレクターの仕事には営業も当然含まれています。
ただし、ディレクターというからには、制作に関する経験や知識が不可欠で、「技術のことはわかりません」といっているようでは話になりません。

もう少し具体的な話をしましょう。
あまり大きな話にするとかえってわかりにくいので、Webサイトを制作する話にしましょう。

我々の業界、とくにSESにどっぷりはまっている技術や営業の場合は、開発言語やデータベースは何を使って、とかの話が先行しがちです。
けれども、そもそもプログラミング言語やデータベースを使わなくても済むならその方がいいのです。
目的をおきざりにして、手段から議論するのは明らかに手順が間違っていますね。

そのウェブサイトを用いて、どのような結果を導きたいのか、議論の出発点はそこであり、ゴールもそこにあるのです。
商品を売りたいのか、会員数を増やしたいのか、主張を伝播したいのかなどなどです。
どんなカッコいいサイトができても、(商品を売りたいのに)売れなければ、そんなサイトはゴミ同然です。

ディレクターではなく単なる営業であれば、ウェブサイトの制作にどれだけの工数がかかるので、それに単価を乗じた制作費用を請求する程度のことしかできません。
しかし、顧客はそんなものを求めてはいないでしょう。

零細企業が目指すべきは、技術のみで勝負するのも無理があり、営業だけで勝負しようとすればブローカーにならざるを得ません。
だからこそ、目指すべきは「ディレクター」ではないかと私は考えています。

この件については、今後も触れていきたいと思います。