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自分の価値を下げるな!の巻

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:馬詰道代
公開日:2017/08/25
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記

自他ともに認められる、忍耐力保持者、馬詰です。
昨夕、帰社した高木に言われました。
「馬詰さんって忍耐強いなぁ。あんがい営業向きなんかも」と。
クローバーフィールドのメンバー(たった4人ぽっちりですが)の中で忍耐力とストレス耐性は、私がダントツでしょうよ。
子ども3人を生んで育てたという実績があります。
昨日にいたっては、午前中、介護をしてからの出勤です。
こんな技(介護)を駆使しているSES営業は堺筋本町界隈では私ぐらいでしょう。

さて、提題の件。
我が家の末っ子はデザイン系の大学に籍を置いています。
先日、今までの作品のポートフォリオを見る機会がありました。
そのポートフォリオは意外や意外、結構、イケてるですわ。
なかなかやるやん!
さすが私の子やなぁと思います(笑)

デザイン系ですので、IllustratorやPhotoshopを駆使して作品を作るわけです。
親の威厳でいいますと、私もIllustratorとPhotoshopはちょびっといらえます!
が、ここは子どもを称えましょう。
私は考えます。
彼にオファーを出してやろうと。
自営業である我が家の表向きのボスと裏のドン(私です)の名刺のデザインを依頼しよう。
ボスについては、Webサイトでも使えるロゴも考えてもらおう。
私のは商品に付けるタグのデザインもお願いしよう。

表向きのボスの既存の名刺は内助の功で私が作りました。
赤をテーマカラーに裏面には業務内容とサイト誘導QRコードも入れときました。
表面はシンプルです。
これを作成するにあたって、「名刺は必要な情報を明確に伝えられたらいいねん。デザインは二の次や!」と
裏のドンとして表向きボスを押え込みました(笑)

自分の名刺より気に入っているその名刺を末っ子に見せながら、「父さんの名刺、デザインしてくれへん?」とオファーです。
してくれへん?って何様やねん!という口ぶりです。
「急がへんから。学校の課題優先で」
「ついでに母さんのも頼むわ」

「うん、ええで」と普段無口な彼が饒舌になります。
父親の名刺を手に取りながら、
「これは主に誰に渡すの?」
「どういう場面で使うの?」
「裏の業務内容はこれ、全て必要?」
「父さんの仕事の強みは何?」
「母さんのタグは名刺とは別に考えるの?」
「縦と横、どっちにする?」
などなど、ヒヤリングされます。

表向きボスの仕事のブレインは私ですから、両方のヒヤリングに即答します。
正直、ちゃんとヒヤリングすることに感心しました。

あれこれヒヤリングを受けたあと、
「っで、これ、いくら払ったらいい?」と値段交渉です。
プロでもないし現在勉強中ゆえ、2万円も3万円もは出しませんが、親心として多少色をつけようと思っています。

彼の応えは
「んー、1000円でいいわ」です。
私はシャウトします。
「あかんわ、それ、あんたな、自分の価値を下げたらあかんで。
その技術を身につけるのにどれだけの時間とお金を使ったか(お金の出所はコッチやし)やで」
「うん、わかってるけど、身内やし」
「いや、身内とかはええねん」
「じゃぁ、机を買って欲しいねんけど」
んー、こっちはデザインしてもらったという領収書がいるねんけど。

私自身も自分で作ったモノを売ったり、レクチャーしてお金を頂戴します。
末っ子は私に似たのでしょう。
私は身内や友だち相手には商売はようしません。
敢えて、そこ狙いでの商売はしかけません。
お声かけいただいたらお受けしますがという受け身です。

自分で作ったモノや形のないモノで商売をしていると、値段のつけように悩みます。
一度低い単価で提示すると次からは上げにくくなります。
ここの単価設定は大事です。
その技を身につけるのに費やした時間やお金や労力や実績などに、世間の相場を加味して、自分の作品の単価設定をしないといけません。

非常に残念ですが、目に見えないものにお金を払うという感覚に乏しい人がいらっしゃいます。
そんな人は相手にしないことです。
しょうもないプライドは不要ですが、自分がやってきたことへのプライドは持つべきです。
その代わり、そのプライドだけのことをしないといけません。

と、久しぶりに子どもにシャウトした話でした。

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