なぜ高速化するのか:猫でもできるWordPressサイトの高速化02

前回、自分の運営するWebサイトが遅いことを知っている人は多くないこととをお話しました。では、なぜWebサイトが遅いとダメなのでしょうか。何よりも「せっかくアクセスしてくれたユーザーがWebサイトを見ることができない」ことが一番の問題であることは言うまでもありません。

Webサイトを見ることができない、と書きましたが、これにはいくつかの段階があります。もっとも軽いのは「数秒間だけ見ることができない」ものです。白い画面が思ったよりも続くけれど、なんとかページは表示できる、という状況です。次に「数十秒から1分程度の間見ることができない」ものです。コンピューターが処理中であることを示す時計や渦がぐるぐると回って、ユーザーはあれ?ネットの接続が悪いかな?と思い始める頃にようやく表示される状況です。そして、もっとも重いのが「どれだけ待ってもみることができない」ものです。検索結果のサマリーでは非常に良い内容が書いてあったからこそジャンプしてきたのに、どれだけ待っても白い画面のまま……。仕方がないので「戻る」ボタンを押さざるを得ません。

この3つの段階のうち、どこまでがOKでどこまでがNGかを考えてみてください。答えは「いずれもNG」です。インターネットのユーザーは非常に短気です。表示されないページを待つほど時間に余裕がないのは、自分であればどうするかを考えると容易に想像できると思います。長い時間待ってでも見たいと思ってくれるようなコンテンツがあるのであれば良いのですが、そんな状況ではないことがほとんどでしょう。どこにでもある商品やどこにでもあるサービスをより多くの人に届けるには、遅いサイトではダメなのです。

ところで、「アクセスしてすぐに離脱する」ユーザーの割合を「直帰率」といいます。インターネットのユーザーは情報検索について非常に洗練されているので、ページをざっとみただけでそこに自分が必要な情報が掲載されているかどうかを判断することができます。また、ページが表示されずに離脱してしまうユーザーも直帰率に含みます。ページが表示されるまでの時間が長ければ長いほど直帰率が上がるのは、このような仕組みになっています。

表示されないページがユーザーの体験に悪影響を与えることはこれまで書いてきたとおりですが、Googleはこれを重要視しており、表示速度の遅いWebサイトを高く評価しないことがわかっています。つまり、それでなくても(表示されないから)見られないWebサイトが、検索順位が下がることでさらに見られなくなってしまう可能性があるということです。Webサイトの高速化が大事であることがおわかりいただければ幸いです。