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テーマを変える:猫でもできるWordPressサイトの高速化12

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/01/12
最終更新日:2018/01/13
カテゴリー:技術情報
タグ:

連載するに連れて徐々に「お手軽さ」がなくなってきましたが、今回は高速化のためにテーマを変更することについて考えてみましょう。テーマを変える、といってもブログやWebサイトの趣旨を変更するのではなく、「WordPressテーマ」の変更です。

WordPressはHTMLなどがわからなくてもWebサイトのコンテンツを管理できるシステム、いわゆるCMS(Content Management System)ですが、サイトの外観とある程度の挙動は「WordPressテーマ」を作成したり調整したりすることで行っています。WordPressテーマにはそれぞれの画面で出力する内容を決めるPHPファイルや、見た目を調整するCSSファイル、動きなどをコントロールするJavaScriptファイル、そして変更頻度の少ない画像などが含まれています。

これらのファイルを作成したり変更したりすることが「WordPressでホームページを作る」ことの大半なのですが、開発をすすめるとテーマのファイル数が増え、各ファイルも肥大化してくるのは自然な流れです。とくに、複数人数で開発を進めたり、途中で開発を引き継いだりすると、使用していないファイルや内容が重複するものも出てくることでしょう。

サイト全体の開発ルールやデザインルールがしっかりと設計されているのであれば、上記のような問題は起こりにくいはずです。また、WordPress開発に慣れている人がつくったテーマでも同様に、仕組みの理解やルールの遵守がなされているので、大丈夫なはずです。逆に、初めて制作したWordPressテーマである場合や、Web担当になったからとりあえず前任から引き継ぎました、という場合は要注意です。

ところで、WordPressテーマは自分で作るだけではなく、人が作ったものを購入したり、頒布されているものをダウンロードして使うこともできます。もちろん、WordPressにデフォルトで含まれている標準テーマもあります。WordPressの挙動が遅い、と感じて、テーマが怪しいな、と思った場合は、テーマを変更してWebサイトの挙動を確認してみましょう。その結果、体感速度や評価ツールのスコアが向上したのであれば、テーマがボトルネックになっている可能性があります。

上述したように、テーマは簡単に変更することもできるし、世界中にテーマがたくさんありますので、目的にあったテーマを見つけることができれば、思い切ってテーマを変えてみるのもありかもしれません。サイトの仕様や設計を改めて見直す機会とするのもよいでしょう。

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