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デザインの練習(名刺のデザイン6):猫でもできるグラフィックデザイン57

著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/05/16
最終更新日:2018/05/16
カテゴリー:技術情報
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名刺のデザインについて考えています。この一連のコラムの最初の方で、名刺の内容について検討した際、「名前」「所属」「よみがな」「役職」「メールアドレス」「電話番号」などを挙げましたが、今回はその配置について考えてみます。

名刺でもっとも大切なのは「名前」です。名刺上で、名前が他の情報よりも目立つようにデザインしている名刺が多いのは当然のことでしょう。目立たせるために、名前の文字サイズを相対的に大きくしますが、できれば一番大きくなるくらいにしても良いかもしれません。名前よりも会社のロゴや社名が大きくなっている名刺もありますが、これは組織あっての個人なのか、個人が集まった組織なのか、その組織の考え方が現れるところかもしれませんね。

ところで、人は近くにある情報群をみると、それらを関連があるものとして認識します。これを知っていると、名前の関連情報である「よみがな」や「役職」を置く位置が自然と決まります。文字サイズはもちろん、名前よりも小さくなるはずです。名前のアルファベット表記を併記する場合も、この付近に置くべきです。

会社のロゴや社名などの「所属」の情報は、名刺の上部に配置することが多いようです。これはビジネスパーソンを組織で分類した時に、最も上位に来る概念が会社だからでしょう。上位の概念なので上に書く、というシンプルな構造です。

では、「メールアドレス」や「電話番号」についてはどうでしょうか。これらは「連絡先」という視点でみると同じ括りなので、近くに書くべきです。ただ、これをど真ん中や上部に置くのは、名刺上の情報の流れとしてはおかしいかもしれません。名刺上では、ある会社の、ある役職の、ある人物の、連絡先、という流れができているはずなので、連絡先は名刺の下部に配置されることが多いようです。

必須情報とはしていませんが、「住所」や「ホームページアドレス」についてはどうでしょうか。上述の連絡先よりも重くない情報なので、これらの下にかけば良いような気がします。しかし、名刺のように狭い紙面上では「最下部」にも誘目性があるため、ここは「メールアドレス」や「電話番号」に譲るべきです。となると、「メールアドレス」や「電話番号」の上か、あるいは背面になってしまっても良いかもしれません。

これらの考察から導かれた位置を遵守しようとすると、まったく同じデザインの名刺になってしまいます。これでは面白みにかけるので、ここからどのように崩して、個性を出していくかがデザイナーの腕の見せ所です。

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