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兵聞拙速未睹巧之久也

著者:高木信尚
公開日:2018/07/20
最終更新日:2018/07/20
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。おはようございます。

久しぶりに孫子に関する話題です。
最近になって当サイトを訪問された方は、こんな漢文が突然出てくるのに驚くかもしれませんね。
私は学生時代から孫子が好きで、もう四半世紀以上、参考にさせていただいています。

そんな孫子の作戦篇にある一句が、この

兵聞拙速未睹巧之久也

です。
書き下し文にすると、「兵は拙速を聞くも、未だ巧の久しきをざるなり」といったところです。

ビジネス書なんかでは、この一文だけを捉えて、「兵は拙速を尊ぶ」とか「巧遅は拙速に如かず」などと解説しているものもあります。
しかし、孫子を通して読んでみると、まったくそんな意味ではないことがわかります。

孫子は一貫して準備の大切さを説いています。
冒頭から、

兵は国の大事にして死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。故に之を計るに五事を以てし、之を校するに計を以て其の情を索む。

とあるように、決してやっつけの作戦を推奨しているわけではないのです。

先日、馬詰が話題にしていたタレント・アナリティクスでは、私は論理的思考が赤点でした。
考えるより先に行動するところがあり、それは自分でも認めるところです。

一方で、準備をおろそかにしているかというと決してそんなことはありません。
おそらくは誰もが関心を持っていないような段階から、情報収集に努め、計画や作戦を立て、周到に準備しています。

実際に事が起きるよりかなり前から、アンテナを張り、「ああでもない、こうでもない」と思考を巡らせています。
その過程で、7割から8割程度は準備が整っているのです。

そして、いざ事が起きれば一気呵成に行動します。
多少稚拙であっても、もともと7割から8割程度は準備を整えているのですから、どうにかなってしまいます。

しかし、事前の準備を怠っていると、実際に事が起きてから準備を始めることになります。
一見して、それは慎重な態度のように見えますが、実は泥縄式のまずいやり方なのです。
それは決して慎重とかではなく、着手するのが遅すぎるのであって、始めた時点で周回遅れになっています。

組織というのはいろんな人がいて、それぞれの個性や得意分野をうまく活用することで力を発揮します。
私には私の個性や得意分野があり、それを活かして貢献するのが一番だと考えています。
一方で、私とはまったく異なる個性や得意分野、考え方を持つ人もいて、うまくバランスを取りながら運営していくのが一番よい形なのです。

来期(11月以降)の採用計画や求人方法を、今の段階から具体的に考え始めているのは、もしかすると社内では私だけかもしれません。
ある程度以上の規模の会社から見れば稚拙さが目立つと思いますが、弊社はまだそんな感じです。

採用活動だけではありません。
広報活動や営業活動についても似たようなものなのです。
だからこそ、先々にまで目をやれる者が準備を始めなければなりません。
できることなら、若手の中からそういう役割を果たせる者が育ってほしいものです。

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