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勤怠状況って何?

著者:高木信尚
公開日:2018/07/21
最終更新日:2018/07/21
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。こんにちは。

SESの案件情報を見ていると、まさに突っ込みどころ満載です。
ブログのネタに困ったら案件情報を見るのが一番手っ取り早いですね。

いつもこうやって、私は言いたい放題を書いているように思われるかもしれませんが、これでも結構気を使っているんです。
馬詰に営業を押し付けてしまった以上、彼女がやりにくくなるような発言は控えなければなりません。
一線を越えない間合いの取り方が重要です。

さて、前置きはこれぐらいにして、今回も案件情報から得たネタです。

案件情報に、「勤怠状況が良い方」という条件が記載されていることがあります。
深く考えなければ、「まあ当然だな」と思うかもしれません。
しかし、よく考えると、これまた突っ込まざるを得ない珍条件なのです。

そもそも「勤怠状況」とは何でしょう?
「勤怠」の「状況」のことなのはわかりますから、勤怠について調べてみることにしましょう。

Weblioで調べると、

きん たい [0] 【勤怠】
「 勤惰きんだ 」に同じ。

とありますので、「勤惰」を調べました。
すると、

きん だ [1] 【勤惰】
勤勉と怠惰。また、出勤と欠勤。勤怠きんたい

となっています。
国語辞典で調べた限りでは、その状況の良し悪しが何なのかを知ることは難しそうです。

おそらくは、人事や労務でいうところの勤怠管理に関連する話なのだと思います。
それであれば、出勤と退勤、休憩や休暇のことになりますね。

だとすれば、「勤怠状況が良い」というのは、法律や就業規則等のルール通りに出勤、退勤、休憩、休暇が行われていることを意味するのではないかと思います。
この解釈が正しいとすれば、あとは簡単です。

遅刻せずに出勤することはもちろん、定時になれば(原則として禁止されている)残業などは行わず退勤するのが「勤怠状況が良い」ということです。
昼休憩は所定の時間(1時間なら1時間、45分なら45分)を一斉に取得するのが「勤怠状況が良い」ということであり、昼休みになっているのにまだ仕事をしているような人は「勤怠状況が悪い」ということになります。
定時後に15分間の休憩を取らないとその後の勤務ができない職場もありますが、そうした職場で15分間の休憩を取らないのは、当然「勤怠状況が悪い」ということですね。

年次有給休暇についても、計画的に消化しきるのが「勤怠状況が良い」ということです。
ただし、欠勤は年次有給休暇ではありませんので、本来はあってはならないものです。
したがって、欠勤するのは「勤怠状況が悪い」ということになります。

ここまでは基本であり、ある意味当たり前のことです。
「勤怠状況が良い」という条件を珍条件にしているのは他に理由があります。

勤怠管理というのは所属している会社が行うものです。
勤怠状況の良さを要求するのも所属会社です。
ところが、SESの案件情報では、他社である発注元が発注先の会社に所属している人物に求めているのです。
これは笑止千万というほかありません。

多くのSES案件では、作業時間に基づいて報酬額を清算するようです。
そのためには作業時間を記録し、報告することは必要でしょう。
しかし、案件に関する作業時間と勤怠は直結しません。
どういうことかというと、午前中、現場で作業を行い、午後は自社に戻って定時まで勤務したとしても、勤怠状況はすこぶる良好だということです。

また、基準時間として160時間~180時間のような取り決めをすることも多いようです。
しかし、これはその時間作業することを強制するものではなく、清算方法に関するルールに過ぎません。
160時間を下回れば減額になるし、180時間を上回れば増額になるというだけのことです。

極端なことをいえば、毎月100時間しか作業をしなくても、自社で所定の時間を勤務すれば「勤怠状況が良い」のです。
当然その結果として60時間分は減額されますが、それだけのことですし、これはペナルティではありません。

勤怠状況を直接管理したいのであれば、あるいは勤務時間をすべて自分たちの案件に費やしてほしいのであれば、直接雇用するか派遣社員を使うべきです。
もし、理解せずに「勤怠状況が良い」という珍条件を記載した珍案件を出しているのであれば能力を疑いますし、理解した上で出しているのであれば非常に悪質です。

とまあ、今回もかなり毒を吐きましたが、越えてはならない一線はまだ遠い彼方です。

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