労使ともに就業規則はキモですの巻

餅は餅屋と言われますが弊社の就業規則は社内で作成しています。
本来なら、専門家にお任せするのが最良なのでしょうが、かたくなに社内でやっています。
馬詰です。

労働基準法では、「常時10人以上の労働者」を使用する使用者は就業規則を作成し、行政官庁(労働基準監督署)に届け出なけ ればならないとしています。

  
ということですので、弊社は就業規則がなくても問題はないはずです。
ですが、弊社には改定につぐ改定の就業規則が君臨しております。

最初、就業規則を作ろういう動きのとき、私は外部スタッフという立ち位置でしたので就業規則作成チームには加わっておりません。
ネットから探したあちらこちらの就業規則を参考に弊社仕様にして完成させていたのを横で見ておりました。
ワンマン社長が経営する会社ではない弊社はわりと自由な社風です。
何度も申しますが自由というのは好き勝手できるというものではありません。
自律した中でこそ生きてくる自由です。

社員はすべて善人であるという思いのもと、最初に作られた就業規則は穴だらけでした。
リンク切れや誤字脱字はまだかわいいものです。
その就業規則はゆるゆるだったのです。
私はのちにその穴だらけの就業規則をもって、法律相談や労働基準監督署に出向くことになります。
そのゆるゆるさをあちらこちらで突っ込まれる羽目に陥りました。
なんでやねん!です。
私が悪いんですか?!と当時は思ったものです。
あまりにあまりでしたので杉山と高木には文句のひとつやふたつ、垂れさせてもらいました。
そうでしょうよ、どこに行っても文句を言われるのは私ですから。

そのときの私の立場は社員です。
労働者という立場で就業規則と正義感をもってうろうろしたわけです。
私はどちらの立場であっても常識的かつ良識的な視点で、片方に有利に物事を見ることはしないよう心掛けています。
そうしてさんざん突っ込まれた私は就業規則の重要性を身をもって知ります。

就業規則はですね、何も問題がなければただの紙切れです。
労使ともに一文字一句、指さししながら音読する必要性もありません。
ですが、何か事が起こったときに力を発揮するのが就業規則です。
一文字一句が生きてくるわけです。
非常に重要になってきます。
あちらこちらでさんざん文句を言われた私は就業規則の副業や解雇の条項については念入りに作り替えました。
そのとき私は社員の立場です。
社員に有利もくそもありません。
会社に有利もくそもありません。
世間一般的に見ても弊社は社員に優しい会社です。
副業は認めると謳っています。
私が念を入れたのは但し書きです。
副業はしてもいいけれど、同業他社や博打業、風俗業等、従業員として相応しくないのはあかんで!!という条件をいくつか並べました。
以前の就業規則には簡単な一文だけでした。
就業規則は具体的な文言で誰が読んでも同じとらえ方になるようにするのが賢明なのです。

事があって知る就業規則の重要性。
就業規則は労使ともに気持ちよく働くためのものだと思っています。

弊社では入社が決まった人には、入社日前に就業規則を提示しています。
なんなら、採用面接のときにもお見せしてもいいぐらいです。
もしくは入社してから就業規則のこの条項のこの文言、会社に有利すぎておかしない?とか意見があれば、改定の余地もあります。
それが常識的かつ良識的と判断したなら柔軟に対応する、弊社はそんな会社です。

今さらながら思い出します。
就業規則を持ってさんざん突っ込まれた私が一番嫌いなのはみなし残業ってやつです。
みなし残業はなくしました。