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オンラインショップの形:猫でもできるオンラインショップ5

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/08/09
最終更新日:2018/08/09
カテゴリー:技術情報

オンラインショップの黎明期、自力でホームページをつくることができたお店は多かったですが、オンラインショップとなるとうまくできないお店がたくさんありました。苦労したのは「買い物かご」の機能です。買い物かご機能を取り付けるには、少しだけプログラミングの技術が必要だったので、ここでつまづく人が多かったようです。買い物かごの実装をあきらめて、電話やメールで注文を受けるようにしたお店もたくさんみられました。

インターネット上で、商品やサービスを受発注出来ればオンラインショップと言えますので、メールで取引することは悪いことではありません。現在でも、あえて注文方法をメールのみに限定しているお店もいくつか見かけます。高額な商品だったり、一点ものだったりして、販売先を選びたい場合などには有効な方法といえるでしょう。

買い物かごの機能のみを提供するサービスなどもありました。2000年代初頭には、買い物かご機能に加えて、Webサーバーの役割を果たしながら、画像管理や顧客管理なども可能な統合型のオンラインショップサービスが登場しました。手軽にオンラインショップを始められるうえに、かゆいところに手が届く必要十分な機能を提供してくれているので、いまではオンラインショップをはじめるといえばこのようなサービスを指すようになっています。

以降、様々なユーザーの要求に応える形で機能を追加してきたオンラインショップサービスですが、「商品が無いけれどオンラインショップがやりたい」あるいは「手が足りないけれどもっとオンラインショップでモノが売りたい」という声に応え、アフィリエイトやドロップシッピングのような仕組みも出来上がりました。オンライン上で受発注することを考えると、これらもオンラインショップのひとつとしてと考えても良さそうです。

今では、クレジットカード決済からポイントシステム、見ている商品と似た商品の提案まで、至れり尽くせりの仕組みを安価で利用することができるようになりました。このようにして、オンラインショップの仕組みが洗練されればされるほど、商品の魅力や接客対応、集客といった「お店として基本の要素」が重要となってきます。もはや、オンラインショップを始めればなんとかなる、という時代ではなくなっているのです。オンラインショップの形が完成された今だからこそ、「お店としての本質」を磨くのに注力すべきかもしれません。

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